ヴァージンなんか怖くない

劇場公開日:

解説

リクエストをボツにしてしまったことから、暴力集団に襲われるDJの姿を描く。脚本は「女高生日記 乙女の祈り」の宮下教雄、監督は「ルージュ」の那須博之、撮影は「不純な関係」の山崎善弘がそれぞれ担当。

1984年製作/68分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1984年11月3日

ストーリー

ミニFM局のDJをやってるメグは、原宿にたむろする暴力集団“竜グループ”の憂のリクエストをボツにしたことで、彼らに狙われてしまう。自分のリクエストがかからず、みんなの前で憂は恥をかいてしまったのだ。局から出て来たところを、憂たちが襲いかかり、危機一髪のところで哲に助けられる。哲はメグの姉のユキをオートバイに乗せて事故をおこし死なせてしまったのだ。メグは哲と逃げる。怒った竜グループは、FM局のディレクター、レナを犯してしまう。さらに連中は、メグと同居するモコにも襲いかかった。メグはアメリカに唄の勉強に行くために、DJをやめて、その夜、空港に急いでいた。メグと哲は、地下鉄、タクシーなどを乗り継いで竜グループの追跡をかわしていく。ダルマ船の中で、傷ついたメグを治療する哲。メグの心の中で、姉を死なせた男という意識が消え、二人は自然に結ばれる。翌朝、岸壁についた二人に憂が鋭く研いだブーメランを投げつける。しかし、それは二人をはずれ、憂の首に突き刺さった。そしてオートバイにまたがった竜と哲の一騎打ちになった。鉄捧を持った竜と哲が一直線に向き合って走り出す。すれ違った瞬間、二人はもんどり打って転げる。血みどろの死闘は哲の勝利に終った。引き上げていく竜たち。そこへ、メグが現れ、「アメリカより、もっと大事なものがあることがわかったの」と呟くのだった。

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