地球物語 テレパス2500

劇場公開日:

解説

若い女の面影に導かれて宇宙を旅した少年の遭遇する冒険を描くアニメ映画。火浦功、大原まり子、水見稜の協力を得た原案を篠崎好が脚色。監督は「ヘッドフォン・ララバイ」の山根成之。

1984年製作/105分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1984年8月4日

ストーリー

地球が核戦争のために崩壊し、人々は宇宙に新しい安住の地を求めて旅立った。時に2100年。この時を宇宙歴元年と定め、早や400年がたっていた。銀河の中心から2万光年離れたところにトルファン星系第5惑星があり、人々は皆コンピューターの定めに従って生きていた。学校を出たばかりのウイルは移動道路で、不思議な音色を耳にする。それに誘われるように繁華街に出たウイルは、チーフという男に出会い、彼について地下にもぐった。そこの酒場でウイルはチーフがアンチマター(反物質)を宇宙から採取して国家におさめてる山師であることを知った。彼らの生き方にひかれ、ウイルは彼らの宇宙船スタージェスにもぐり込んだ。発見されたウイルは、乗り組員として認めてもらえた。ウイルは再び不思議な音色を聞き、若い女の映像をビジ・スクリーンで目撃。思考波による通信であった。それは2万光年も離れた地点から発信されていた。ウイルはそこへ行きたかったが、チーフを始め、他の乗り組員ザジ、ジルコン、アストリアスは反対した。誰もいない時、ウイルはワープ航法のボタンを押し、スタージェス号は謎の星へ接近した。その星には強力なバリアが張られていた。宇宙船は着陸し、ウイルは緑したたる園で全裸の娘たちがたわむれているのを見る。彼女らには羽根がついていて、自由に飛び廻れるのだ。ウイルはその一人フローラが、彼を呼びよせた女性にそっくりであることに気付く。ウイルとフローラは恋に陥る。フローラ達は毎朝主の前に出て、聖水をうけねば死んでしまうという。やがて、この星こそ地球であり、核戦争後、地下で暮していた人々のなかから主が権力を握り人々を支配していることが判明。フローラをめぐる争いで、ザジとジルコンが生命を落した。主はフローラをつれて月に移りそこのコンピューター基地に行く。チーフとウイルが後を追う。チーフは主を倒すが、彼につかえていたコンピューターが怒り出し、地球を爆破するという。チーフはフローラとウイルを逃し、我が身を犠牲にして地球爆破の前にコンピューターの自爆装置のスイッチを押した。

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