劇場公開日 1983年3月12日

「安彦キャラが舞う王道のエンタメ作品」クラッシャージョウ キミさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0安彦キャラが舞う王道のエンタメ作品

2018年2月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

まず、キャラクターが目で演技しているのを堪能しました。若干19歳のジョウが表情に浮かべる、挑戦、反発、かけひき、おそれ、甘え、恐怖など。なかなかアニメでお目にかからないレベルの表現力です。
そして物語の舞台も、大気圏内の空中戦から密林でのサバイバル、潜入ミッションにAI搭載の警備マシンとの格闘、宇宙船が入り乱れる宇宙要塞攻略戦と、これでもかの大盤振る舞い。
妙に精神世界やメタな物語構造に頼らず(そういう作品がウケる時代ではなかったし)、見事に宇宙を舞台としたアドベンチャーを描ききった作品だと思います。
冒頭の災害救助ミッションは、何の説明もなく、子どもの時に初めて見た際はとまどいましたが、今では個人的に、映画史に残るオープニングだと思ってます。

キミ