「九州男児の昭和ロマン」1000年女王 ばるすパパさんの映画レビュー(感想・評価)
九州男児の昭和ロマン
令和にまさかのBS放送。松本零士ブームの終盤。宇宙戦艦ヤマトに心酔し、999のハーロックに憧れた少年時代の終わり頃、劇場で観ましたよ。
ただね。その当時、既に松本アニメへの熱量は消えかけていて、この映画もこの後続くわが青春のアルカディア、ヤマト完結編も、かつて夢中になっていた作品の最期を看取るような気持ちで観ていました。
何故なら、1000年女王と同時期公開の「めぐりあい宇宙」に全ての熱量を持って行かれてしまった後だったから。
あらためて観返して思った。センスが古い事は仕方無い。男女の価値観も今とは違う見方が必要。
ガンダム以前、ガンダム以後の作品で大きく変わったのはリアリティレベル。ガンダム以前の作品を今視聴する際、それが「ツッコミ所」になってしまう悲しさ。
昔話やおとぎ話レベルの明確なストーリーライン。
それらを許容出来れば楽しめるかもしれない。
松本アニメも旧ヤマトも、少年時代の色褪せたアルバムのようなもの。あの時のトキメキを確かに思い出せるけど、もう二度と感じる事は出来ない・・・あ、突然懐かしい唄の歌詞が出てきた・・・
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