サイボーグ009 超銀河伝説のレビュー・感想・評価
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誰が為の映画…?
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石ノ森章太郎未完の名作。
幾度かアニメ化され、これはあの名主題歌と共に最も人気の第2期。
その劇場版で、映画としては通算3作目に当たる。
アニメ第2期は昔レンタルで見た事あり、一部キャラデザや声変更はあるものの、ほとんど同じなので作風は馴染み易かった。
ハリウッドからもスタッフを招き、一流のアニメスタッフで、『ヤマト』『ガンダム』『銀河鉄道999』など当時のSFブームに続く本格SF作品に挑んだ意欲作なのだが…。
宇宙誕生の源、ボルテックス。
その力を手に入れ、宇宙征服を目論むタガス星の王ゾア。
ボルテックスを研究するコマダー星の科学者コルビンと、コズモ博士と001を拐う。
コルビンの息子サバが助けを求め、救出の為にギルモア博士は戦いを退き平穏に暮らす9人のサイボーグ戦士を召集する…。
『サイボーグ009』はただのヒーロー活劇じゃなく、サイボーグ改造された苦悩や神々との闘いなど深いテーマも多く、本作も宇宙を舞台に壮大な展開にしたのはいいが…。
どうもテンポやスリルに欠ける。009と003のロマンスや他惑星の王女からの好意など脱線も多い。
ゾアとの決戦も見せ場らしいアクションもナシ。加速装置すら発動しない。
004は自己犠牲でヒロイックな最期を迎えるが、蘇り、しかもまたサイボーグ戦士に戻りたいというびっくり発言。
アニメシリーズの方が圧倒的に面白かったね。
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