劇場公開日 1991年3月1日

スルー・ザ・ワイヤーのレビュー・感想・評価

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わあ!!ニッキー・テスコ(Nicky Tesco,)が主役なんです...

2024年2月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

わあ!!ニッキー・テスコ(Nicky Tesco,)が主役なんですね。レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ の映画で、レニングラード・カウボーイズがアメリカのテキサスで、探していたいとこに会うシーンがある。このいとこがニッキー。パンクロックなんだけど彼の歌は結構好き。ジム・モリソンの LA ウーマンや彼のもち歌、Working Girl
を歌っていたが、もう亡くなってしまった。作詞家でもある、音楽関係のジャーナリスト?でもあったと思う。

ところで、この話はアラバマ州とユタ州のの間のどこからしいが、この地域の指定はなんの意味をもたらすのか?いやまことに不思議。冗談としか言いようがない。
監獄を抜け出した名無しの男(ニッキー・テスコ)が鉄柵を抜けてThru the wireどこかに出る。囚人服の上に、白いジャケットを見つけて羽織るが、よくもそんなところにジャケットがあったもんだなと思わせるところが笑いになる。

ホテルにチェックインをするが、フロントから鍵と聖書をもらう。聖書らしくない聖書がまたいい。別の種類の本かもしれない。おかしい!
ガールフレンドに電話しようと思ったのではないかと思うが、電話線は切れている。なんと、まあ!ベットに横たわり、(長くあっていない)ガールフレンドの一枚の写真を。
It's been a long time
It's been a long time honey
And your dreams they get old
男はバーでThru the wireを歌えば、そこにガールフレンドが来てくれると思っているようだ。・脱獄・出所した時の待ち合わせ場所のようにも思える。おんなじようなジャケットを着て、レーニングランド・カーボーイと歌う。カモフラージュのように見えるが、警察に見つかってしまう。

Waiting, anticipating, and singing
Thru the wire
傷つきながら逃げた男は裏口で、彼を待っていたガールフレンドに会う。
コーラの大瓶を二人で飲む。幸せそう。これが二人の好きなこと。ルーティーンだったのかもしれない。私にとって、最高の話だったよ。
This may not be
The greatest story ever told

カウリスマキの目的は?なぜこの映画を作った?
彼って、ブルジョワの人生は描いてないよね。(全作見てないけど)
困難に直面している人に恩赦のようなものを与えているんだよ。人間って、知らず知らずに良心的じゃない行動をとる時もあるし、犯罪に巻き込まれることもあるしね。そんな人じゃなかったという言葉があるよね。
カウリスマキはそれらの人々の助け舟さ。きっと。

ニッキーの書いた歌詞が全部聞き取れない。カウリスマキ監督のショートフィルムは歌詞が意味を持たせていると思う。

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