若き日

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解説

かつてルネ・クレールの助監督であり、我が国には短編「ラ・ゾーン」が輸入されただけの新進監督ジョルジュ・ラコンブの監督作品で、脚本も自ら執筆したもの。撮影は「外人部隊(1933)」「椿姫(1934)」のハリー・ストラドリングが任じ、音楽はジョルジュ・ヴァン・パリスの担当。出演者は新進のリゼット・ランヴァン、「沐浴」「キートンの爆弾成金」のポーレット・デュボー、「別れの曲」のジャン・セルヴェ、ロベール・アルヌー、「巴里」のルイ・アリベール、カミュ等の面々である。

1934年製作/フランス
原題:Jeunesse

ストーリー

デパートの売子マリイは仲よしのジゼエルとグルネルの小さいホテルに住んでいた。彼女の恋人ルイは工場の休業のため失業したが彼の父は彼を植民地に適当な仕事があるのでそこへ出発させようとした。そのおりマリイはルイとつまらぬ事から口論し二人は誤解したまま別れルイは植民地へと向かった。マリイは失望の余りセイヌ河へ身投げしたが新聞社の印刷職工ピエールに救われた。その後ピエールはマリイの良き慰め手となり何くれと力をつけてやった。マリイはその後ジャンと云う青年と知り合ったが彼はピエールと同じ新聞社の印刷工で二人は親友だったが共にマリイに恋するようになった。マリイは二人が親友であることを知らず二人もまた一人の女を愛していることを知らずに過ごすうちマリイはいつかピエールとジャンの間に板挟みになっていた。しかしその時は既に彼女はルイの子供を懐妊していた。マリイは一度自分を救ってくれたピエールに全てを打ち明け様と決心したがその時初めて二人の男が親友であることを知り彼等から遠ざかろうとした。裏切られたと信じたジャンはマリイを恨んだが、ピエールはかえって心を動かされ、親身な世話をしようと申し出た。そしていつかは彼女の愛を得る時が来る様にと秘かに願っていた。マリイを片時も忘れることの出来なかったルイは今はモロッコで生計を立てる事が出来た。そして誤解とけたマリイは再びルイの胸へ戻って行った。ピエールは一人寛大な心で彼女を見送るのだった。しかし一抹の寂しさが彼の心に残っていた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

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