「邦題が良くないだけ、犬好きなど気楽に楽しめる」茶碗の中の嵐 まるさんの映画レビュー(感想・評価)
邦題が良くないだけ、犬好きなど気楽に楽しめる
話は犬の登録料や罰金を納めないアイス売りのおばちゃんと、彼女の犬を処分しようとする市長以下の攻防に、おばちゃんの味方をする記者のレックス・ハリソンと市長の娘のヴィヴィアン・リーの恋の行方を絡めて描く。
現代人にとって戦前の白黒映画は見づらい部分もあるけど、たくさんのワンちゃんが出てくるので犬好きは楽しめると思う。
風と共に去りぬ以前のヴィヴィアンに、マイ・フェア・レディのハリソンの若い頃というのも興味深い。
ハリソンは権威を意に介さない役で既にヒギンズ役っぽさがある。
イギリスの制度や当時の時代背景がわからないので少々理解が難しい部分もあるが、既に市民が図書館を利用していたり、乾杯でイスの上に立つとか、被告がせり上がってくる法廷とか、いろいろ見られて面白い。
大変な目に遭う役が多いヴィヴィアンだけど本作は明るい映画なので安心して観て欲しい。
teacupを茶碗と訳して邦題にした昔の日本。せめてカップの中の嵐だったらと思う。teacupの中の嵐みたいで大した騒動じゃない、と言いたい市長のセリフが題名なので意訳でも良かった。
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