動物曲芸団

解説

ドイツ活劇俳優ハリー・ピールの第百回出演映画で、マックス・キミッヒ原作脚色主演者ピール監督に成るもの。相手役は新進のズジ・ランナーが勤め、「モード巴里」のヒルデ・ヒルデブラント、「セロ弾く乙女」のハンス・ユンカーマン、「戦艦エムデン」のルイス・ラルフ等が助演している。撮影はエワルト・ダウブの担任である。

1934年製作/ドイツ
原題:Artisten

ストーリー

ハリー・ペーテルスはサーカス「テメヴォリ」のスターである。彼はインド王侯の扮装で動物を駆使して喝采を博していた。孤児のハラ・シュトルという娘はハリーに養われ、後見されていたが、舞台では彼の相手役を勤め、いつしかハリーを恋い慕う様になった。或日ハリーの許に旧友ホーファーが訪ねて来た。ホーファーはヘラの幼年時代を知っていて奇遇に驚くとともに、ヘラがハリーを恋し、ハリーがこれを知らずに子供扱いにしているのを見て取った。そしてハリーは有閑婦人ヴェラ・レアンダーと爛れた恋に陥った。彼は自分の芸も動物達も忘れ、ヘラの誕生日さえも忘れさせてしまう。ヘラが出奔を決心した晩、ハリーはぶらんこから落ち、巨象ジューボーのお蔭で助かる。ハリーはなおもヴェラの誘惑に陥ろうとしたが、白馬ミラの危急を聞いてサーカスに戻った。しかし其の時はヘラが姿をくらました後だった。ヘラが居なくなってハリーは初めてヘラを愛している事を気づいた。そして親友ホーファーの許に居るヘラを迎えてハリーは結婚した。

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