男たちの挽歌のレビュー・感想・評価
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何十年ぶりかで観てしまいました
以前ビデオ?で観た切りで、その時の印象だけが残っていた作品
あらすじも忘れていましたが、話が進むにつれて思い出していく快感
チョウ・ユンファが未だ嫌味が無い時代の代表作
しかし、本来の主役は彼じゃないんだろうな
もう一回見たくなりました
ジャンルスタンダードを築いた
2022年劇場鑑賞31本目 傑作 77点
劇場にて4Kリマスター版を鑑賞。
古い作品なので配信で観れますが、今作はちゃんと劇場で鑑賞できて良かった。
まず物語の組み立てが上手い。そして日本国外の作品だと役者さんの顔の判別がつきづらくいつも苦戦しますが今作はそれがなかったからよかった。
観葉植物に拳銃を隠すシーンはもう今作の代名詞と言えるシーンで、他にも印象的なシーンが多い。
この手の作品はわたくしの背骨であり今もこれまでもこれからも一番好きなジャンルですが、それのスタンダードを気づいただろう今作を現代の画質で劇場で観れて良かったです。
是非。
今作るのなら〝女たちの挽歌〟
この有名な邦題は昔からよく馴染んでいたのになぜか見逃してきた映画です。
なるほど、色々なところで語られているように今見ても間違いなく傑作。
斬新性だけなら、後から作られた映画によって上書きされていくので、どことなく色褪せていくものですが、そんなことを考えている間もなく引き込まれていくのです。
たぶん、3人が3人とも泥臭いからです。
格闘技的にも拳銃の使い手としても特別優れているわけでもないのに強い。なぜか。
それは決断の強さ。
やるならやると決めた時の揺るがなさ。
そういう強さをホーとマックが見事に体現し、お子ちゃまだったキットも理屈でなく身体的に身につける。
男が男らしさを追い求める、それを口に出してもジェンダー的な配慮が要らない時代。
ノワールと言われる分野の映画は、どうしてもギャング系が主流で、男たちが血で血を洗う、そんな危険な世界から抜け出せない男を見守るしかない女、犠牲になるしかない女。
そういう図式があるので、〝今〟を舞台にしたものは作れない気がします。作れたとしてもスターウォーズに出てくる酒場みたいに科学技術と関係なく、雰囲気はレトロ。
今の20代の若者が見たらどう受け止めるのか。
ちょっと気になるし、聞いてみたくなりました。
ジェンダー的配慮なしで最後にひとこと。
タクシー会社の社長❗️
あなたこそ男の中の男でした。
昔の興奮があっという間に蘇る
大学生の時、レンタルビデオで鑑賞してたちまち虜になった作品。見終わった後、友達を電話で呼び出して、もう一回見て、興奮を分かち合った。
その『男たちの挽歌』が4Kリマスター上映されるというので、楽しみにしていた。冒頭に流れるテーマ曲を聞くだけで、最初に見た時の興奮が蘇ってくる。イケイケだったマークとホーが、落ち目になって受ける屈辱をためにためて爆発させるラストのカタルシスは、チョー気持ちいい。このシリーズを全部4Kレストア上映して欲しいな。
それにしても、チョウ・ユンファの真っ赤になった顔は、劇団ひとりに似てるな。
古い映画を映画館で観るのも👍
香港と台湾を舞台とした反社会的組織のストーリー。僕は反社会的勢力を否定派ではない。よっぽど自民党政権の方がヤクザより頼りない…。それに日本の舵取りも中途半端で、この映画でも出てくる警察のような国家権力の後ろ楯がないと何も判断できない輩。一度こういった組織に政治をさせてみるのも良いかも🎵
友情と兄弟愛がテーマ。今こんなに友情や兄弟愛を大切にする人はいるのかな…。裏切り、裏切られが当たり前になった現代人に是非とも観て欲しい。金では買えない見えないモノ。絆を再認識させられた!
タイトルなし
何度も家で観ている作品だが、映画館で観るのは初。そして、ストーリー全部わかってるのに泣ける。
4K感は、まるでないのが、まあ。
ラストバトルで戻ってきたマークの笑顔、やはりカッコいい。
やはりホーとマークのイチャイチャは良いね。
当時の香港や台湾映画の、余韻ゼロの終わり方に懐かしさ。
2024/08/31
2年半ぶりに4K版を再鑑賞。
やはり画質は…
キットのせいでジャッキーのメンタル滅茶苦茶だよな。脚本が滅茶苦茶なわけ…じゃなく…
何度観ても同じとこで泣いちゃう。
で、男たちの挽歌IIの4Kは、まだですか?
もっと早く観たかった
この漢臭さ、当時は新鮮だったんだろうなぁ…と頭では理解出来るのですが、やはり今の時代に初めて観た身としてはどうやっても凡作感が拭えませんでした。
リアルタイムとは言わないまでも(公開当時は小学生でしたので)、もっと早く観ておけばしっかり衝撃を受けられたんだろうなぁ…
感無量
ようやく劇場で観れた。ビデオやDVDでは何回も観てきたけど、唯一映画館鑑賞がなかなか出来なかった。
この作品を知ったのは、丁度香港アクションブームがおちついた94、5年頃、中古店で何気なく手に取った瞬間からずっと思い入れの強い作品です。
敢えて作品のことは触れません。
アットホームハードボイルド
初めて鑑賞。ハードボイルドアクション系なんだけど流れる音楽が、ね。80年代の日テレ系ドラマを彷彿とさせるような。マークも劇団ひとりにしか見えな~い。古き良き80年代。バンザーイ!
時代を感じさせない、ことはないかな。
なつかしいあの時代。
チョウ・ユンファが人気出たのがよくわかる。
かっこいい。
音楽、映像、今見ると時代を感じさせる。
ガン・アクションシーン以外のドラマ部分の演出はいかにも当時の香港映画。
タクシー会社に乗り込まれて我慢するところは、東映の任侠映画。
もっと観ていたいと思うくらいで終わったのがよかったのかな、もっと作ってくれたから。
今の映画や小説はディテールにこだわって長すぎる。
こういうのを観ると、午前十時の映画祭の選定は素晴らしい。どの作品も時代を感じさせないですよね。
この男を見ろ!なぜ許さない!
クライマックスでの、マークのこのセリフに何度泣いたことか。外国の劇場で観て、VHSが擦り切れるほど観て、ブルーレイ買ったら銃声の効果音がショボいんで古いDVDを買い直したり、何度観たかわかんないくらい好きな作品です。大勢の人がレビューで書いているように、兄弟や戦友との熱い絆に毎度グッときます。チョウ・ユンファの甘いマスクと、単身二丁拳銃でカチコミに行く鬼神ぶりの対比もたまらないし、撃ち尽くした拳銃を惜しげもなく捨てて、植木鉢に隠した拳銃で戦い続けるのもクール!ティ・ロンの慈愛溢れる兄の表情、そんな兄を責めたことを悔やむレスリー・チャンも素晴らしい。
THE 香港ノワール
公開当時は、カンフー(主にジャッキー・チェン)とMr.Boo!が頭の中の香港を締めていたハナタレ中学生だったのでスルーでしたが、自衛官になった当初に先輩にビデオを押し付けられて「何この熱さ!」と嵌った記憶がうっすら。それ以降、香港ノワール系の映画は度々映画館でお世話になりましたが、コレは初めての劇場。いやーワクワクしましたね。
点数はあえてのドライなので抑えめですが、あくまでも現代で初見の場合という事でご了承下さいませ。個人的には点数振り切っても良いのだけれども、不自然極まりない上にクサい且つクサい演技の応酬と、突然誰かが歌い出しそうな劇伴(特に昭和歌謡の様なヤツ)にどうしてもクラクラしちゃうので、仕方がないかなと(苦笑)。
コレは兎にも角にもチョウ・ユンファ。入り口から出口まで格好良過ぎでございます。日本の任侠ものとミュージカル映画が大好きだったジョン・ウーがそのまま溢れる、荒削りだけれども味わい深い作品なので、劇場チャンスがあれば少しだけ優しい気持ちを伴って飛び込んで頂きたいな、なんて思います。
本当の英雄とは?本当の男とは?
GWにやってる映画を下調べしようとスマホをいじったらいきなり「男たちの挽歌4K版」の文字が目に飛び込んできた!おいおいマジか笑。
公開当時TVでCM流しまくってたけど、ジャッキーチェンも出てないしB級臭が全開だったので華麗にスルーしてしまったのが今でも悔やまれる苦笑。
その後レンタルビデオで借りてどハマりし、LD、DVD、Blurayとソフトが出るたび買い集めてしまった程惚れ込んだ(個人的に)香港ノワールの最高傑作!
原題は「英雄本色」、当時はグーグル先生もいなかったので香港人に意味を聞くと「英雄の真の姿」とのこと。これはこれでカッコいいけど、日本人にとってはやっぱり「男たちの挽歌」だよね。
細かいストーリーは、各自映画を観て欲しいが、とにかくチョウユンファの男の色気が全開で、特にレストランにカチ込みに行くシーンはまさにジョンウー演出の原点。
ティロンとレスリーチャンの兄弟愛と確執、そして和解からのラストショット。そこで流れるEDテーマがまさに「男たちの挽歌」。100回近く観てるのに、観るたびに泣ける。
レスリーチャン RIP。
日本でもこういう映画が多かったらなぁ。
今年119本目(合計393本目/今月(2022年4月度)29本目)。
アマプラなどで(4Kではなく、当時のものを)見られるのは知っていましたが、ストーリーの確認のためあらすじだけさくっとみて(無料公開分)、テアトル系列に。
4Kデジタルリマスター版ということなので、ストーリーに足したり引いたりはなく、映像の乱れやフィルムの修復を行っていたりという程度のものであるようです。
※ 入場者特典に「英雄本色」と書いたチラシが渡されたのですが「本色」って何なんでしょうか…。
確かに4Kリマスター版ということで若干の音や映像の向上はありますが、ストーリーそのものが変わるわけではないので、一般版(当時版)でいいやとみなして、アマプラなどで見るか、4Kリマスター版に価値を見出して1900円(一般の方の場合)払うかはわかれるかな…とは思いますが、最近なぜかしら4Kリマスター版上映が多いところ、この作品は「それなりに」リマスターされていた点は良かったです。
ストーリーもひねりも少なく、当時、熱狂的に映画館で立ち見(当時はできたらしい。今は消防法などうるさいので)が出る程流行ったそうです(実家情報)。なるほどなという印象です。大人の営みとかどうでもいい部分をカットして、ストーリー…といっても、結局はノワールアクションなので、結局は撃ち合いになりますが…という部分にすぐに飛ばしてくれるので、「あまり考えることがなく見ることができる」という点では高評価かと思います。むしろリマスター版である以上勝手にストーリーを出すほうが問題ですし。
※ テアトル系列さん(テアトル梅田さん)って、どちらかというとフランス・イタリア映画(観るだけでなく、考えさせるタイプのものが多い)を多く流すのですが、「ほぼほぼ一本道で見る「だけ」の超娯楽映画」が来るのもアンバランスである意味笑っちゃいました。
もとのリマスター版であることも考慮して採点は下記のようしました。
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(減点0.1) 香港・台湾がメインです。当然漢字圏の国です。リマスター版という事情もあるので、明確に字幕などをあれこれ足したりはできません。漢字圏なので、多少の看板の翻訳漏れなども「ある程度は」想定はできますが(繁体字が多いことによる)、全てではないですし…。
ただ、街の看板に何と書いてあろうが、結局はノワールアクション、要はアクションものというカテゴリであり「字幕不足があるかな」といっても減点幅はこの程度でしょうね。
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初見。無理のある初期設定をはじめ突っ込みところ満載ながら兎に角面白い映画を作ろうという作り手たちの心意気が感じられて悪い点は付けられないね。
①公開当時は香港映画に限らずドンパチものは敬遠していたのでスルーしてました。今回4Kリマスター上映ということなので勉強のため初鑑賞。②4Kリマスターという割には昭和の映画/TVドラマの様な映像と昭和歌謡みたいな音楽に凄くノスタルジックな気分に。偽札作っている部屋や機械、オフィスや住居等の室内セットもチープで金掛かってないなぁ(掛けられなかった?)感が溢れておりますが、めちゃくちゃ上手いというわけではないけれども歯切れのよい演出のお陰で余り気にせずに(気にする間もなく)観れます。③兄が香港暗黒街の顔役であることを弟が大学生になるまで知らなかったなんてこと無いだろうし、マークも復讐するんなら台湾ギャングをぶち殺すより香港の裏切り者を探すべきだろう、とか突っ込みたいところも多々有りますけれども、こちらもテンポのいい演出のお陰で余り気にせずに話は進んでいきます。④主役の3人は揃って好演。レスリー・チャンはやや一本調子な演技になっているが、一番若いこともあるし役柄も若い刑事の突っ張りと兄への強い憎しみ(それだけ好きだったんだろうねぇ)を終盤まで演じれば良かったわけだから。ポスター等からすっかりチョー・ユンファが主役と思っていたら三人の中で唯一命を落としてしまう役でびっくり。でもお陰で注目されたのでしょうね。冒頭近くの白人とドルの偽札と香港のお金を交換するシーンは演出も余り上手くないし白人俳優のギクシャクした演技も気になったが、チョー・ユンファが英語が分からないのに適当に話を合わせているところがいかにもリアルで見ていて面白い。初仕事となったインドネシアでの屈辱的な思い出を語るシーンも表情の演技が上手い。下積みが長かったせいかちゃんとした演技力を培っていたのでしょうね。ただ、この映画がチョー・ユンファやレスリー・チャンの出世作になった為影に隠れてしまったようだが、ティ・ロンの好演を忘れてはいけないだろう。最初はチョー・ユンファの引き立て役かと思っていたら、刑務所から出たくらいから存在感が増し始め、チョー・ユンファとレスリー・チャンの攻めの演技を受け止める“受け”の演技に徹して映画の真の要となっている。⑤製作陣としては“男”の映画を撮りたかったのだろうから、紅一点のレスリー・チャンの恋人役はキレイであれば誰でも良かったようで、扮するどことなく沢口靖子似の女の子は演技も下手。彼女の役をもっと上手い女優がやれば作品にも深みが出たと思うのだか、まあ、男の映画➕アクション映画を撮りたかったので“女”まで気を回さなかったんでしょうね。⑥そしてクライマックス。堅気になったのに(ホー)、物乞い同然になったのに(マーク)、銃をどこで調達したんだろうとか、二人(途中で一人参戦)であれだけの人数をほぼ根絶やしにするのはどう考えても無理やろ、とか突っ込みところが頭を過るが、盛大な銃撃戦(➕爆発シーン)でどっか行っちゃいます。あの畳み掛ける様な演出と臨場感はなかなか凄い。マークが死んじゃうシーンも印象的だが、ラスト、キットが銃をホーに渡し、ホーがシンを撃ち殺した後、キットの手錠を取って自分ではめ、手錠で繋がれた(心も再び繋がった)兄弟が歩いていく姿に不覚にも(;_;)してしまった。⑦あと、どうでも良いことですけれど、邦題の『男たちの挽歌』はパッと見カッコいいけれども、映画の中身にはあまり合っていないと思う。英題の『A Better Tomorrow』ももうひとつかな。ここはやはり原題(中国語題名)の『英雄本色』(“任侠”の本分)が一番ピッタリくると思う。ホーとマークの関係には親友を越えた中国の物語に出てくる義兄弟のような関係性も読み取れるから。
ブラザーフッドも良いものだ
特に前半のチョウユンファが最高だ。彼はそろそろもう一華咲かせてほしい。植木鉢に拳銃隠すシーン何度みてもいい。
台湾で落ちぶれていたところを…というストーリーラインは現実のジョンウーたちを反映させてるらしく、そう思うと執拗な落ちぶれ描写からの反撃にもまた別の意味が。
やたら男同士いちゃいちゃするのが微笑ましい。ツイハークもちゃっかり出演。
日本語タイトルは秀逸だよなあ。
傑作すぎて映画館の大スクリーンで観られてしあわせ。すごい爆発する。
全部のシーンいいな。記憶よりレスリーチャンが活躍してた。まだ垢抜けなくてかわいい。
こんなフィルム・ノワールな映画は現在の香港では撮れないだろうなと思った。
アナクロな勧善懲悪な話だが大変に良かった。何も躊躇なく撃つのが良かった。こんなフィルム・ノワールな映画は現在の香港では撮れないだろうなと思った。勧善懲悪と言ったが、昔で言う『出入』で、悪どうしの勢力争いでしかない。しかし、ここまで銃の打ち合いでアクションを撮ろうとしていると言う事は、演技する役者が殺陣や格闘技のカタをやる能力がないのかもしれない。まぁそれは兎も角。面白いと思う。日本のvシネマがこの映画をリスペクトしたんだろうと僕は思っている。続編があるようだが、多分見ない。この映画は30年くらい前に銃撃戦の場面だけ見て、ずっと見たいと思っていた
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