「男たちのヒロイズムの極み」男たちの挽歌 ターコイズさんの映画レビュー(感想・評価)
男たちのヒロイズムの極み
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この手の映画への偏愛は理屈じゃないとしか言いようがない。
親友としての絆、兄弟、肉親の絆、そして足抜けさせてもらえない裏社会の呪縛が描かれる。
兄弟、親友、これらの絆がなければ彼らはもっと楽に生きられたかもしれない。
でも、誇りを失って生きるのは嫌だとマークが言うように、絆や誇りを失えば人は生きるために必要な何かを失うのだろう。
ホーの耐える男のヒロイズム、マークの滅ぶ男のヒロイズム、この二人の個性の差が堪能できる。ボートのUターンからのチョウ・ユンファの男っぷりがたまらない。あそこからずっとヒロイズムの極み。
そして見過ごせないのはホーでもなくマークでもなくキットでもなく、タクシー会社の社長の真っ当な道を選び続ける生き方のかっこよさ。いろんな男たちのヒロイズムを堪能できる贅沢な作品
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