西部戦線一九一八年のレビュー・感想・評価
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塹壕に取り残されるいくつもの屍はまるで藤田嗣治画伯の『アッツ島玉砕』の様
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1930年の映画だとすれば、ギリギリ、ナチスの台頭する前の映画だと思うが、反戦映画になると思う。同じ時期、西部戦線異状なしが撮られているが、こちらの方が先進的な表現だったと思う。戦場の塹壕に取り残されるいくつもの屍はまるで藤田嗣治画伯の『アッツ島玉砕』の様で、シュールな映像だと感じた。
妻との一件も実にシュールな設定だ。
また、サイドストーリーで、音楽が多用され、合唱がハモっていたのは驚いた。この監督が余り騒がれないのは藤田嗣治画伯と同じ様にナチスに協力的だったからかもしれない。
この映画は傑作だと思う。
藤田嗣治画伯の戦争画を何故評価出来ないのか。僕は不思議に思っている。この映画と同じ様に地獄を描いた絵と僕は『アッツ島玉砕』を見ている。
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