ロビンソン・クルーソー漂流記(1927)

解説

ダニエル・デフォーの有名な物語を映画化したもので、M・A・ウェゼレル氏が原作に忠実に西インド諸島中のトバコ島にロケーションに赴き自ら主演して製作したもの。原作には無いがクルーソーの恋人役に扮してイギリス映画界の人気女優フェイ・コンプトン嬢が出演している。(無声)

1927年製作/イギリス
原題または英題:Robinson Crusoe

ストーリー

ロビンソン・クルーソーは恋人ソフィーが待っている故郷イギリスのラルゴ・ベイに向ってブラジルを出帆した。それから数日航海を続けたが一夜暴風雨に襲われて難船し、翌朝ロビンソンはある孤島の浜辺に漂着した。助かった者は彼一人であり、且つこの島が無人島であることを知るやロビンソンは絶望の極自殺しようとしたが、不図難破した彼の乗船が岸近くに漂流し来たのを発見して自殺を思いとまった。彼は難破船から命をつなぐに必要なものを運んで来た。彼は洞穴を住家とし果実や魚貝を食物とし、一匹の犬と猫と猿とオームとを友として淋しく暮していた。彼は毎日望遠鏡を手にして沖を眺めたが、この近海には航路が無いと見え船影は見えなかった。彼は日毎に樹幹に刻みをつけて日数を数えて既に数年を経た。そのうちに彼の第一の親友の犬が死んだ。その後浜辺の砂の上に人の足跡を発見した彼は食人種が来たかと驚いたが、数日後果して多勢の食人種が犠牲者を連れてこの島にやって来た。ロビンソンは鉄砲を以て食人種を追払い犠牲者を助けた。その日が金曜だったのでここの原住民にフライデイと名付け、その後は彼を相手に日を送った。ある日この島に一隻の船が投錨し白人達が上陸した。それは船に暴動が起ったのだった。ロビンソンはフライデイと共に正義に与して戦い悪人を倒す事が出来た。かくてロビンソンはこの船にのって懐かしい故国へ、恋人ソフィーの許へ帰った。

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