マチステのサーカス

解説

「マチステの地獄征伐」「強力マチステ」と同じくイタリア巨人俳優バルトロメオ・パガーノ氏の主演映画で監督には「マチステの地獄征伐」のグイド・ブリニョーネ氏が当たっている。(無声)

イタリア
原題または英題:Maciste in the Lions' Den

ストーリー

マチステはポンマー曲芸団の花形であり持主のポンマーとは大の仲好しであった。座長のストラッサーはポンマーが長い年月汗水流してためた財産を横領しようというよからぬ考えを持っている男で、自分の情婦である女曲芸師サラーにポンマーの倅ジョージが懸想しているのを利用してジョージを欺し目的をとげようと機会を窺っていた。そこでマチステがアフリカへ猟にいき、持主ポンマーが南イタリアへ病気静養に赴いている留守に計画はすすめられた。マチステはライオン数頭と原住民娘ゼイダを伴って帰って来た。ゼイダはマチステを尊敬しよくその言葉にしたがう純真な乙女だった。幾月かの練習の後、彼女は一人前の曲芸師になることが出来たが、その間シルヴァニという獰猛な男に幾たびとなく虐待をうけた。そして彼は、その虐待の結果ゼイダに傷を負わしたためマチステからの復讐を恐れサーカスから逃げてしまった。療養地から戻った父親は息子ジョージとサラーの関係を知り息子を責めたがジョージはかえって反抗的に出たのでサラーの契約が切れるのを幸い彼女を断ることにした。腹に一物あるサラーは最後の出演の翌日ひそかに結婚をすることをジョージに承知させたが、何時からともなくジョージを慕うようになったゼイダはこれを知ってマチステに告げた。マチステの新しい演技とサラーの最後の出演とが期せずして催されする晩、姿をくらましていたシルヴァニがひょっこり現れ再び雇って貰おうとしたが断られた。その腹いせに彼はマチステとゼイダが演技中の舞台へライオンを放った。ライオンはマチステの働きによって難なく捕らえられたが観客は雪崩をうって出口へ殺到した。ジョージをつれ出そうとしたサラーはこの群集の下敷きとなって惨死した。迷いの夢からさめたジョージは今までの罪を父親に詫び自分に愛を捧げるゼイダと相抱いた。

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