オードレー夫人の秘密

解説

十九世紀にイギリスの生んだ閨秀作家の一人M・E・ブラッドン嬢の世界的に有名な小説『オードレー夫人の秘密』は小説としては各国語に翻訳され、英米に於いては四十年間も舞台劇としての名声を持続して居る。無声。

1920年製作/イギリス
原題:Lady Audley's Secret

ストーリー

貧困で酒飲みの父マルドン大佐の娘ヘレンは、虚栄に憧れ金持の青年ジョージ・タルボーイと結婚した後、ジョージの父の厳しい反対に逢って、彼はオーストラリアの金鉱に、「財産を得なければ帰って来ない」と云残して去る。再び窮迫のどん底に陥ったヘレンはルシー・グレアムと変名してドウスン医師の家に雇われる。此処で彼女はマイケル・オードレーと云う妻を失った老齢の貴族と逢い、彼の申し出に応じてオードレー夫人と成った。その後成功したジョージが帰国して来た。困った末にオードレー夫人は様々の悪策を試み遂にはジョージを殺害しようとしたが、失敗した結果毒を仰いで死んでしまった。オードレー卿の娘アリシアと甥のロバートとは夫人の秘密を知って居る只二人であったが、死が夫人の罪を潔めた事とて、口をつぐんで何も云わなかった

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