道の涯

解説

アスタ・ニールセン嬢主演のクゼレビ映画の一本で、原作は「因縁の指環」と同じくハンス・ガウス氏である。(無声、全五篇)

ドイツ
原題:At the End of the Road

ストーリー

ドラは恋人の医師を捨て他の男と結婚して間もなく子供が出来たが、夫婦間に愛がなく、夫の身持ちは悪かった。ある日子供の大怪我を診察させた医師が計らず以前の恋人なりし為、彼女の心は自然彼の上に傾いていった。そして彼女は彼の建てる病児院の資金募集に力を貸した。しかるに心曲れる彼女の夫はその資金の一部を医師に調達し、しかもその金を以て医師に賭博を強いて損失せしめ背任の罪を負わしめた。彼女は彼の困窮を救うべく尽力したが、それがかえって世間の誤解を招く原因となり悪辣なる夫の乗ずる所となって終わった。彼女が離婚訴訟を夫に提起した時不当なる夫の要求から相争ったとき、彼女は思わず夫を射殺してしまった。この事件の裁判の折偽りの陳述をなしたかどによって彼の医師も捕われの身となったのであるが、彼女との間には不幸の中にも美しい愛の誓いは成り立ったのである。

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