ロビンフッドの逆襲

解説

ピーター・ブライアンの脚本をカメラマン出身のテレビ演出家ペニントン・リチャーズが監督した時代物アクション。撮影は「凶人ドラキュラ」のアーサー・グラント、音楽はゲイリー・ヒューズが相当した。出演は舞台、テレビの俳優バリー・インガム、同じく舞台出身のジェームズ・ヘイター、レオン・グリーン「フランケンシュタイン 死美人の復讐」のピーター・ブライスほか。製作は新鋭クリフォード・パークス。

1967年製作/イタリア・アメリカ合作
原題または英題:A Challenge for Robin Hood

ストーリー

イギリスがノルマン民族に征服されたのは一〇六六年。やがて獅子王と呼ばれたリチャードが兄のジョン・コートネイ卿に政務を託し、十字軍に加わって遠征した。だがジョンは名君ではなく、国民は重税にあえいでいた。彼にはロジャー、ヘンリーの二人の息子があり、いとこのロビン(B・インガム)が同居していた。やがてリチャード戦死の報がとどきそのショックでジョンも急死した。遺言はロジャー、ヘンリー、ロビンの三人に財産を三等分せよと書いてあった。ところが腹黒いロジャーは弟ヘンリーを殺し、その罪を、ロビンに被せようとした。そこでロビンは腹心の僧侶タックをつれて、シャーウッドの森へ脱出した。ここには、ノルマン人に征服されてから土地や地位を失ったサクソン人たちが住んでいた。ロビンとタックは、彼らに捕まり危うく殺されるところをスチーブンという少年に助けらけれた。彼は身分の高い家柄の息子だったが、父親がロジャーに殺されてからというもの孤児同然の暮しだった。人間として気高くあらゆる武術にたけているロビンは、ロビン・フッドと呼ばれるようになり、やがてサクソン人たちの長となった。ところでスチーブン少年にはマリアンという妹があり、ロジャーの城で、召使いという名のもと、実は、捕われの身であった。ロビンはマリアン救出のためロジャーの城に向った。一度は救い出したものの、再びつれもどされてしまった。この頃、ロビンは彼女を愛し始めていた。再度、ロジャーの城に襲撃をかけたロビンは、激しい戦いのすえロジャーたちを征伐しマリアンを救い出したのである。

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