ドルバー大攻略戦

劇場公開日:

解説

ヨーロッパ戦史上有名なドルバー空襲、チトー逮捕作戦を描いたユーゴの戦争映画。ファディル・ハジックとボラ・コシックの脚本からファディル・ハジックが製作・監督。撮影はブランコ・イワトヴィッチの担当である。出演は、リュビシャ・サマルディッチ、マクス・フェールジャン、マリア・ロックなど。

1968年製作/ユーゴスラビア
原題:The Descent Upon Drvar
配給:NCC
劇場公開日:1969年10月21日

ストーリー

一九四一年四月六日早朝、枢軸国軍はユーゴの境界を越えた。ナチの司令官たちにはユーゴが地図から消えたように思えた。だが、ユーゴではチトーの指揮するパルチザン運動が盛んになっていた。四四年二月ヒトラーはチトーの逮捕とパルチザン掃討を命じた。総司令官はローター・レンダリック将軍(M・フェールジャン)。レンダリックは、落下傘部隊と地上部隊の両面作戦で、山岳地帯のパルチザンを叩こうとした。名づけて“ナイトの移動作戦”。合計二万の大軍が、ドルバーを襲撃することになった。攻撃開始は、チトー五十二回目の誕生日の五月二五日。チトーは、山岳地帯の洞穴で幕僚とともに全ユーゴのパルチザンを指揮していた。その中には、若いパルチザンの中尉ミラン(L・サマルジック)、その妹で看護婦のレパ(M・ロック)、アメリカの従軍記者チャーリー(F・テリファルト)などがいて、つかの間の平和を楽しんでいた。二五日の朝は、ナチ空軍の爆撃で明けた。ついで地上部隊の攻撃、グライダー部隊の殴りこみ、落下傘部隊降下。ドルバーの谷はたちまち修羅場と化した。ナチの非情なチトー捜索にもかかわらず住民は口を割らず、パルチザンが劣勢をもり返した。ナチは逆に包囲され、勢いを弱めていった。そしてその朝、連合軍はフランスに上陸した。ナチ・ドイツのドルバー攻撃は失敗に終り、記者のチャーリーはドルバーを去った。

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