ふたりだけの夜明け

劇場公開日:

解説

ポール・アンドレオータとマルセル・カミュの脚本を「熱風」のマルセル・カミュが監督した青春もの。撮影は「オー!」のジャン・ボフティ、音楽はクロード・ボラン。出演は「未青年」のジャック・ペラン、新星カトリーヌ・ジュールダン、「夢見るシャンソン人形」の作曲家セルジュ・ゲンズブール、「恋するガリア」のベナンティノ・ベナンティーニなど。

1967年製作/フランス
原題:Vivre La Nuit
配給:ヘラルド
劇場公開日:1969年5月15日

ストーリー

クラブのレコード係の職を世話したことからフィリップ(J・ペラン)とノラ(C・ジュールダン)は親しくなり、いつか愛し合うようになった。そしてナイト・クラブの経営者ブルゴワン(G・ジュレ)の秘書という職にあるフィリップは、こうした夜の生活をやめ、太陽の下で働こうと決意した。ところがブルゴワンは新しいゴーゴー・クラブを始め、その支配人にフィリップをということで、近くにあるゴーゴー・クラブに喧嘩騒ぎを起こさせ閉鎖させることをフィリップに命じた。フィリップの心は揺れた。がフィリップはそれを受けた。計画は成功した。だが、これでフィリップの夜の生活が続くことになった。ノラは落胆し、店の常連でレコード王ボレールの求婚をうけた。ノラを失っても仕事が残っている。フィリップはそう自分に言いきかせた。しかし、新しい仕事も軌道にのるとフィリップは支配人の座をおろされた。失意のフィリップはヤケ気味に車をとばし、事故を起こした。病院で目ざめたフィリップに、友人のマチウが別荘行きを提案した。その別荘に思いもよらなかったノラの姿があった。抱き合う二人に夜明けの光がふりそそいでいた。

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