ショック地帯
劇場公開日:1967年9月2日
解説
タデウシュ・ホワイの原作を「アウシュウィツの女囚」のワンダ・ヤクボフスカが脚色・監督した。撮影はカジミエシュ・バーブジニヤック、音楽はカジミエシュ・セロツキーが担当した。出演はレフ・スコリモフスキー、テレサ・ビチニュスカ、タデウシュ・マデヤ、エドワルド・クシュタル、クリスティン・ヴォイチクほか。黒白、ディアリスコープ。
1964年製作/ポーランド
原題または英題:The End of Our Wold
配給:松竹映配
劇場公開日:1967年9月2日
ストーリー
チェコとの国境に近い、南部ポーランドの古都クラコウの西方六十キロの所に、アウシュビッツと呼ばれる寒村がある。ここにナチスの最も大規模な政治犯収容所があった。ポーランド人の技師ヘンリック(L・スコリモフスキー)は、収容所で九死に一生を得て生還した者のひとりだった。ガス室送りになるところを、軍医に通じる戦友に助けられたのだった。やがて体力が回復したヘンリックは、収容所の病院で看護人として働くかたわら、班長ボレック(T・マデヤ)とチャルニー(E・クシュタル)に協力して、ひそかに大規模な地下組織づくりに着手した。動きをキャッチした収容所側は、首謀者たちを次々に射殺していった。危うく難をのがれたヘンリックは組織再建に力を注ぎ、やがてビルケナウ収容所に移されると、そこの「札つき犯罪人」グループのボス、サメック(K・ヴォイチク)と知りあい収容所の虐殺の正確な記録を連合国に知らせるべく、動き回った。これと同時に大規模な反乱を起し、脱出する計画を進めていた。ヘンリックの妻マリイカ(T・ビチニュスカ)も同じ収容所にいたが、大勢の仲間と共にガス室へ消えていった。失意のヘンリックを勇気づけたのは、連合軍のノルマンディー上陸のニュースだった。ついにヘンリック、サメックを初めとする囚人たちは、武器をとってたち上った。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ワンダ・ヤクボフスカ
- 脚色
- ワンダ・ヤクボフスカ
- 原作
- タデウシュ・ホウイ
- 撮影
- カジミエシュ・バーブジニヤック
- 音楽
- カジミエシュ・セロツキー
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Henryk Matulaレフ・スコリモフスキー
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Maryjkaテレサ・ビチニュスカ
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Samekクリスティン・ヴォイチク
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Bolekタデウシュ・マデヤ
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Czarnyエドワルド・クシュタル