太陽が目にしみる(1965)

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解説

アンリ・フランソワ・レイの原作を、「恐怖の逢びき」のファン・アントニオ・バルデムが脚色・監督した生活詩。撮影はファボール・ポガニィ。出演は「トプカピ」のメリナ・メルクーリ、「ロリータ」のジェームズ・メイソンなど。イーストマンカラー・フランスコープ。

1965年製作/フランス・イタリア・西ドイツ合作
原題:Les Pianos Mecaniques

ストーリー

カルデア海沿岸にあるカダケスは、夏の間は、観光客でにぎわう、小さな漁港である。このカダケスには、女ざかりのジェニイ(M・メルクーリ)がバー・レストラン“ラ・エストレラ”を経営しており、ここには、自堕落な小説家レニエ(J・メイスン)や一生かけて理想の岩を追い求めているという画家トム、億万長者でジェニィにこの店を与えたブライアント、世界有数の国家ピネロなどが、不思議な魅力をただよわせるジェニィを慕ってたむろしていた。そして、ある夏、若い画家バンサン(ハーディ・クリューガー)が、神経衰弱の療養のためにパリからやってきた。バンサンは、まず、レニエの一人息子ダニエルなど、子供たちと親しくなり、やがて、ジェニィを取りまく仲間たちにもとけこんでいった。一方、この九歳の少年ダニエルは、父の自堕落な生活を軽蔑し、純粋な若い恋人たち、セルジュとナディーヌを憧憬の眼で見守っていた。やがて、バンサンも、太陽の輝きと、オリーブの香ぐわしさを合せ持つ、ジェニィの魅力のトリコになり、ある日二人は、めくるめく太陽の下で熱い抱擁をかわした。そして数日後、ジェニィは、バンサンを、自分が生まれた貧しい淫売街に案内した。ジェニイはバンサンに自分の本当の姿を知ってもらいたかったのだ。そのころセルジュは、大人たちの無理解と汚れた生活に愛想をつかし、駆落ちを決意して山の中で一人恋人ナディーヌを待っていた。しかし、両親に監禁されたナディーヌは現れず、セルジュは、自分の不始末で起した山火事にまきこまれて死んでいった。--夏も終った。バンサンはパリに帰った。自分が、ほんとうに愛している女はジェニィだと知ったレニエは、ダニエルの、この土地に永住したいという願いをかなえて、この土地に残る決意をした。そんな二人を、ジェニィは温かい微笑で自分の家にむかえるのだった。

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