白い巨象

劇場公開日:

解説

「堕落」のフルヴィオ・ジッカのシナリオ、コリン・マンの台詞を、「サンドカン総攻撃」のウンベルト・レンツィが監督したアクション・ドラマ。撮影は「妖姫クレオパトラ」のアンジェロ・ロッティ、音楽は「黒い情事」のジョルジュ・ガルヴァランツが担当した。出演は「新海賊ブラッド」のショーン・フリン、「パリの旅愁」のマリー・ヴェルシニ、「バッカスの狂宴」のアレッサンドラ・パナーロ、ジャコモ・ロッシ・スチュアートほか。テクニカラー・テクニスコープ。

1963年製作/イタリア・フランス合作
原題:The Tenple of White Elephant
配給:アライド・アーチスツ
劇場公開日:1965年4月13日

ストーリー

インドのジャングルに白人を捕えて殺す兇悪な蕃族が住んでいた。英国のインド駐留槍騎兵ミリナー中尉(ジャコモ・ロッシ・スチュアート)と許婚者のシンシア(アレッサンドラ・パナーロ)らが蕃族に捕われて久しい。ラムゼー中尉(ショーン・フリン)はある犯罪で禁固刑に処せられていたがある日脱獄、密林に逃げこんだ。途中大蛇に襲われ、王族の姫ダーラ(マリー・ヴェルシニ)と護衛の男に助けられた。二人はダーラの兄を探しに来たのだった。そして三人は例の蕃族に捕えられた。ラムゼーはここの支配者ブラムーの所に連行され、英軍の秘密情報を知らせるよう要求された。そして奥の密室で拷問をうけるミリナーの姿を見せられた。やがてラムゼーも一室に軟禁された。彼は監視の原住民を殺して衣裳をとり、騒がしくなった広間に行った。気味の悪い祭典が行われていた。シンシアが巫女にされている。彼はシンシアの部屋を探して、彼が罪を犯したのも秘密指令によるもので蕃族のすみかを探るのが目的だったと告げたが、ブラムーの呪文にかかった彼女には通じない。シンシアを連れてこの寺院を逃げようとして、また捕虜になった。だがミリナーの協力を得て二人が大暴れをするうち、ここに捕えられていたバラン王子、例の護衛らが加勢、ジャングルに逃げこんだ。だがまたも捕えられた。彼等は自分たちを犠牲にしてこの場所でも本部に知らせようと火を放った。ところが蕃族の神、白い巨象があばれだし、一行は脱出に成功、同時に火の手を見た本部から一隊がかけつけ、激しい戦いの末、寺院は崩壊した。ミリナーとシンシア、ラムゼーとダーラ姫らの手をとりあってよろこぶ姿があった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く