女と男のある限り

劇場公開日:

解説

ヘルベルト・ライネッカーの脚本を「アフリカの星」のアルフレッド・ワイデンマンが監督した恋愛映画。撮影はゲオルク・ブルックバウエル、音楽はチャーリー・ニーセンが担当した。出演は「モンパルナスの灯」のリリー・パルマー、「三文オペラ」のヒルデガード・クネフ、「青い波紋」のダリア・ラヴィ、「危険な関係」のアレクサンドラ・スチュワルト、「あしやからの飛行」のダニエル・ゴーベールなど。

1963年製作/ドイツ
原題または英題:Das Grobe Liebesspiel
配給:東急
劇場公開日:1965年3月6日

ストーリー

お巡りさえ手玉にとるスゴ腕のコール・ガール(ヒルデガード・クネフ)は、堅物学生(トーマス・フリッチ)に愛のレッスンをホドコし、やがて学生は校長(マルティン・ヘルト)の若い妻に手を出すまでに成長した。ある日校長は古い人たちと意気投合し、深酒をした彼は商事会社の女秘書にヨロメキ、一夜を共に明かした。女秘書の勤務している商事会社の社長(ペーター・ファン・アイク)は大変な色事師。彼は急に魅力的になった秘書に食指を動かしはじめた。そして難攻不落の彼女をダイアモンドで陥落させた。社長には別れた妻(ナジャ・ティラー)があった。彼女はカラダをもてあます有閑マダム。今日もボーイ・ハント。大学生をうまくくわえこんだ。この男がまた大変なつわ者。マダムから小づかいをせしめるとホテルで見かけた浮気そうなフランス娘を海水浴に誘った。恋の冒険に味をしめたフランス娘はホテルの給仕の逞しさにイカレてしまった。給仕は簡単に陥落、満足げな歌声をロビーに流しはじめた。ちょうど宿泊していた有名な女優(リリー・パルマー)に拾われ、エキストラに抜擢された。女優もこの男の魅力に酔い、寝室に誘い込む。女優は星占いに凝っていた。旅行に幸運ありというお告げで仕事をおいて夜行列車に乗り込んだ。そこで外交官と知りあい、バラ色のムードの中に浸った。翌朝プラットホームに降りた外交官を老婦人が迎えた。彼はこの老婦人の特別な愛顧で今の地位を得たのだった。数日後あるクラブで祝杯をあげる彼の姿があった。老婦人との別離と、ある要職就任を祝ってである。その会場で例のコールガールと知りあった。翌朝、豪華な彼女の部屋で目覚めた外交官は希望に満ちあふれていた。バラ色の輪は女と男を見えない糸で操っているのだ……。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く