「【突然、両親から”結婚しなさい。”と言われ、相手探しをする不器用だが、誠実な青年の姿をコミカルに描いた作品。】」恋する男(1962) NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【突然、両親から”結婚しなさい。”と言われ、相手探しをする不器用だが、誠実な青年の姿をコミカルに描いた作品。】
■天文学の研究にのめり込んでいる不器用な青年(ピエール・エテックス)は、両親から結婚するよう迫られ、相手を探しに街へ繰り出す。
しかしクラブに探しに行けば、酔っ払い女に気に入られ、彼女をご丁寧にも部屋まで連れて行って上げる。
そして、その女の部屋にあったテレビに映る人気歌手・ステラに心を奪われてしまう。そして、青年は部屋中にステラの写真を飾り、ステラに会いに行くのである。
◆感想
・今作でも、ピエール・エテックスのシュールでクスクス可笑しいセンス溢れるシーンの数々が良い。
・道化師でもあった、ピエール・エテックスの煙草を使った手品や、酔っ払い女を困った顔をしながらも、部屋に連れて行って上げたりね。
・けれども、漸くステラに会えたと思ったら・・。このシーンもクスクス可笑しい。
<で、結局は”灯台下暗し”何だよねえ。
今作は、ピエール・エテックスが、バスターキートンや、初期チャップリンの短編に影響を受けている事も良く分かる、彼の長編デビュー作だそうである。>
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