裸女と海賊
劇場公開日:1963年3月3日
解説
ルチアーノ・マルティーノ、ブルノ・ラシア、ピエロ・ピエロッティの共同脚本をピエロッティが監督した海賊活劇。撮影はアウグスト・ティージ、音楽はミケーレ・コゾリ。出演者は「髑髏砦の血闘」のレックス・バーカー、「アドリアの女海賊」のマッシモ・セラート、「片目の巨人」のチェロ・アロンソ、グラツィエラ・グラナータなど。製作はフォチュナト・ミシアノ。フェラニアカラー・トータルスコープ。
1962年製作/イタリア
原題または英題:Lu Scimitarra del Saraceno
配給:大蔵映画
劇場公開日:1963年3月3日
ストーリー
十五世紀の中頃、地中海を荒し回っていた海賊ドラッグ(レックス・バーカー)はヴェニス共和国の船を襲った際、ローズ卿の娘ビアンカを捕虜にした。それを知ったローズ卿は部下のディーゴ(マッシモ・セラート)を呼び、娘の救出と機密書類の奪還を頼んだ。早速、ディーゴは部下と海賊船に潜入したが、捕まってしまった。その頃、ターコイズのオアシスではミリアム女王(チェロ・アロンソ)が勢力を誇っていた。ドラッグはそこの奴隷市場にビアンカを売るため、ディーゴや奴隷女たちをつれ砂漠を横断し始めた。が、私刑を受けた直後のディーゴはひとり落伍して行き、そして正気にかえった時、彼はミリアム女王に介抱されていた。一方、ドラッグがオアシスに着くと、恋しているミリアム女王の態度が変っていた。怒った彼は、奴隷と書類をトルコ王に渡してしまった。夜になってオアシスでは歓迎の宴が催された。宴の最中、脱走を計ったビアンカは捕えられたが、ディーゴに助け出された。その上、ディーゴはトルコ王の隊商を襲い書類を奪い返した。ようやくディーゴの計略に気づいたドラッグとミリアム女王は、彼の後を追い遂に捕えると、海賊船で縛り首の刑に処すことにした。が、彼の危急を知ったサラセン人の軍船が海賊船に殺到した。両軍の激闘が続き、死傷者は山をなしていった。そのうちにドラッグの放った一弾は誤ってミリアムに当ってしまった。愛するミリアムを自らの手で倒したドラッグは、燃え上る海賊船上で彼女を抱き上げ、いつまでも動かなかった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ピエロ・ピエロッティ
- 脚本
- ルチアーノ・マルチーノ
- ブルノ・ラシア
- ピエロ・ピエロッティ
- 撮影
- アウグスト・ティージ
- 音楽
- ミケーレ・コゾリ