売春街襲撃
劇場公開日:1962年12月5日
解説
パトリック・アレクサンダーの脚本を、アルヴィン・ラコフが監督したロンドンの売春街を扱った暗黒街もの。撮影はニック・ロイ、音楽は「泥棒株式会社」のケン・ジョーンズ。製作はジョン・クレイン。出演者は「替え玉作戦」のディアナ・ドース、「札束がすべて」のエディ・コンスタンティーヌ、「エル・シド」のハーバート・ロム「三十九階段」のブレンダ・デ・バンジー、ロバート・ブラウン、オディール・ヴェルソワなど。
1958年製作/イギリス
原題または英題:Room 43
配給:大蔵映画
劇場公開日:1962年12月5日
ストーリー
パリの飲食店で働いていたマルー(オディール・ヴェルソワ)は店の金を誤魔化したという嫌疑をかけられた上、グルの店員の口車でロンドンの怪しげな二軒屋にやらされた。外観は同じように見えても、贅沢な方にはボスのニック(ハーバート・ロム)達、粗末な方には夜の女達が彼の監視下に住んでいるのだった。女達の中で二軒屋の連絡口の使用を許されているのはブロンドのヴィッキー(ディアナ・ドース)だけだった。何も知らないマルーは、ロンドンに長く住むには名目上の結婚をした方がよいという彼らの提案で、タクシー運転手ジョニー(エディ・コンスタンティーヌ)と形だけの式を挙げた。これはマルーをロンドンにおくためのニックの策略だった。形式上の夫となったジョニーはマルーのことを知らされて心配になった。ある日彼女は開いていた連絡口のドアから、隣の建物に入り、この家の事情を知って驚いたが、ニックにつかまって檻禁され、リンチをうけた末、街頭に立たされた。危急を救ってくれたジョニーにマルーは愛情を感じるのだった。しかし翌日ニックの手下に彼女が連れ去られたのを知ったジョニーは、同僚達とマルーを救け出してほっとした時、屋上附近から火が上った。以前妹をニックに殺されたヴィッキーが、ニックを殺そうと火をつけたのだ。憎い奴だと知りつつジョニーは救おうとしたが、力尽きたニックは墜死した。ジョニーも火に包まれたが到着した消防車の梯子で無事救出されたのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アルビン・ラコフ
- 脚本
- パトリック・アレクサンダー
- 製作
- ジョン・クレイン
- カメラ
- ニック・ロイ
- 美術
- George Beech
- 音楽監督
- ケン・ジョーンズ
- 作曲
- ケン・ジョーンズ
- 編曲
- ケン・ジョーンズ