激戦モンテカシノ

劇場公開日:

解説

第二次大戦中のモンテカシノをめぐる独軍と連合軍の戦闘を描いたもの。ヨアヒム・バルジュの脚本を「U47出撃せよ」のハラルト・ラインルが監督した。撮影は同作品のコンビ、F・W・カリンケ。音楽はロルフ・ヴィルヘルム。出演は「U47出撃せよ」のヨアヒム・フックスベルガー、同じくハラルト・ユンケのほか、エヴァルト・バルザー、エルマ・カルロワら。製作フランツ・ザイツ。

1958年製作/94分/西ドイツ
原題または英題:Die Grunen Teufel von Monte Cassino
配給:東急
劇場公開日:1960年7月9日

ストーリー

1943年夏、南仏アヴィニヨンの町を中心に独軍第一降下師団の猛訓練がつづいた。訓練中に負傷したカール・クリスチャンゼン(ディーター・エッペラー)は野戦病院に行った。ライター中尉(ヨアヒム・フックスベルガー)が彼を見舞った。病院でムンクラー軍医と看護婦インゲ(アンチェ・ゲールク)とに知り合った。ライターはさっそくインゲにデイトを申込んだが、断わられた。彼女はカールが好きだった。連合軍はイタリア進攻を開始した。降下師団はシシリーに移動した。独軍司令部のハイデンライヒ将軍はカシノで敵を迎撃する作戦をたてた。モンテ・カシノ僧院は避難民でごったがえしていた。その中に連合軍に通じているジナとファウストの姉弟がいた。僧院には各地から貴重な美術品の数々が疎開してきていた。独軍のシュレーゲル中佐はこの美術品をなんとかして戦火から守るためローマ法王庁に移すことを僧院側に勧告した。軍司令部に秘密でトラックの手配をした。やがて誠意が通じ、僧院も承諾した。連合軍側がドイツの謀略だとラジオ放送した。独軍司令部も動き出した。が、将軍は中佐の行為を応援した。ジノやファウストらのレジスタンスの人々も活動を開始した。ある晩附近に駐屯するライターの部屋にジナが忍び込んだ。レジスタンス行為の露見を防ぐため、彼女は自分の体を中尉に提供した。カールは美術品輸送トラックの護衛を命じられた。そこでローマに薬品を取りに行くインゲに再会した。途中で一行はレジスタンス隊に襲われた。ライターはファウストの銃殺をカールに命じた。が、彼はファウストを逃してやった。独軍の真意を知ったファウストはローマまでの抵抗を中止した。一行は無事着いた。モンテ・カシノ僧院は両軍の非戦闘地区にもかかわらず、遂に破壊された。ライター中尉も戦死した。--戦争は終った。カールとインゲは戦火の後に立てられた戦没勇士の墓をたずねた。

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