海底の争奪

劇場公開日:

解説

“ロンメル将軍の宝”をめぐる冒険譚。アフリカ海岸でロケした水中シーンが売物である。脚本を監督ロモロ・マルチェリーニ自身がジーノ・デ・サンティス、ウーゴ・ゲルラと共同で書いた。撮影はレナート・デル・フラーテ。(水中撮影はハンス・ハースとライモンド・ブッヘル)。音楽はカルロ・ルスティケリ。出演は「ニューヨークの王様」のドーン・アダムスのほか、ポール・クリスチャン、「女は一回勝負する」のイザ・ミランダ、ブルース・キャボットら。

1955年製作/フランス・イタリア合作
原題:Le Tresor de Rommel
配給:NCC
劇場公開日:1960年5月24日

ストーリー

エジプトの首都カイロ。第二次大戦中に隠匿したといわれるロンメル将軍の財宝や機密書類を狙う人々がひしめいていた。昔ロンメル麾下の将校だったフォン・ブルンナー(ポール・クリスチャン)もその一人だ。彼はロンメルの財宝で戦没将兵の遺家族を救済しようと考えていた。ウエルズ(ブルース・キャボット)はアメリカ人の有名なカメラマンで取材のためにカイロに来ていた。フィッシャー夫人(イザ・ミランダ)は豪華な遊覧船のナイト・クラブ経営者、某国の依頼で機密書類を入手しようとしている。クリコリアンという彼女の助手は、あくまで自分の私腹をこやすことに熱中していた。これらの人々は財宝を埋めた生き残りの一人カール・ピーターソンを懸命に探した。ある晩、ブルンナーはフィッシャー夫人のクラブで水中レビューの踊子ソフィア(ドーン・アダムス)と知りあった。二人は恋におちた。が、フィッシャー夫人はソフィアがブルンナーの仕事を助けていると、その命を狙わせた。その後、調査のすえ、ブルンナーはピーターソンにめぐりあい、彼から財宝のありかを知った。と同時に他の連中もこれをかぎつけブルンナーを追った。欲に目のくらんだ人間の凄惨な闘争が青い海原を舞台に展開し、ある者は死にある者は傷ついて倒れた。ようやく難を逃れたソフィアとブルンナーは海岸にたどりついた。そこで二人の発見したものは、真の財宝すなわち幸福な生活だった。

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