全部が獣だ

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解説

バンチュラのあとの主役をロジェ・アナンがやる“新・ゴリラシリーズ”の一篇。「そこを動くな」のベルナール・ボルドリーが他二者との共同脚本を監督。撮影はクロード・ルノワール、音楽はモダン・ジャズのジャン・ルチア。出演はアナンのほかシャルル・ヴァネル、米国スター、ジェス・ハーンら。

1959年製作/100分/フランス
原題:La Valse du Gorille
配給:大映

ストーリー

一九五九年、ルール工業地帯。ドイツのカイベル博士は新式の原爆の原理を各国に公開しようとした時、同国の科学者ロンの手下にさまたげられた。書類の入ったカバンを盗もうとしたのは英国のスパイ、ウィリアムだった。それを奪ったのは、仏のスパイ通称“大佐”(シャルル・ヴァネル)の手下だった。が、そのカバンはロンがすでにすりかえていた。ロンの研究所員になりすましていたアメリカのスパイ、鉤のテッドが機密書類を小型カメラに収めることに成功した。が、ロンの追求をうけ、二個のうち一個を食堂の便所にかくした。“大佐”はかつて彼の片腕だったゴリラ(ロジェ・アナン)の出動をうながした。ゴリラはいやいやながら落下傘基地から出てき、ロンに捕った大佐を救い出した。さらに食堂に忍びこみ、カメラを発見した。ソ連のスパイ、ボリスは手下と共に彼を捕えたが、ゴリラは車をぶつけさして逃れ、ボリスを殴り倒した。テッドが追ってきた。二人でボリスを警官の目の届かぬ場所に置き、逃げた。彼らは協定を結び、互いに持つカメラのフィルムを見せ合うことにした。アメリカ側のフィルムが空路到着した時、ボリスの一隊が襲った。ゴリラが奪い返して逃げたのを、テッドは裏切りと思い、射殺を命じた。大型トラックがゴリラの車にぶつかってきた。衝突寸前、ゴリラは逃れたが、ボリスの一隊に捕まった。眠らせられかけたが、前に救ったことと交換に釈放された。ウィリアムが博士の娘を誘拐し、博士を連れ出そうとした。ロンは博士が家の外に出たら、射殺するつもりだった。ゴリラは駈けた。ボリスがロンと相うちになり、博士は無事だった。ゴリラがボリスを空地にかつぎこんだ時、新聞売子が、NATOがカイベル・プランを各国に公開したと報じていた。

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