「昭和の少女漫画のような」恋ひとすじに SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
昭和の少女漫画のような
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原作は森鴎外と同い年のオーストリアの文豪シュニッツラーによる戯曲「恋愛三昧」で舞台ではずっと人気の演目とのこと。
主人公はサンダーバードに出てきそうなビジュアルの23歳のアラン・ドロン。
怖いもの知らずの若い将校が、男爵夫人と恋の火遊びを始めたものの、夫人の都合に合わせなくてはならない不自由が負担になって嫌気が差し始めたところに、舞台歌手を目指す初心な娘と出会ってガチ恋に落ち、夫人との関係を精算する。しかし、美しい夫人を恋い慕う男爵の友人からの告げ口により二人の不倫が夫にばれ証拠を取られてしまい、男爵に有利な決闘をする羽目になって娘も絶望してしまう悲恋の物語。
女達が色形もさまざまな美しいドレスを着ていて、将校達の制服姿も麗しく、宝塚か昭和の少女漫画のようだった。
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