「「日日是好日」のワンシーンから」道(1954) ぜんじんさんの映画レビュー(感想・評価)
「日日是好日」のワンシーンから
20~30年ほど前に「道」は一度観ていましたが、ジェルソミーナの演技をわざとらしく感じたり、ザンパノもなんか変な顔のおっさんというイメージが強かったりで、名画の誉れ高い作品らしいけど、私には分からない映画でありました。
そこで
大森立嗣監督の「日日是好日「」のワンシーン。
主人公と従妹が、浜辺で映画の「道」と「お茶」の世界をつなげていく会話シーンがあります。
二人の演技と相俟って、この映画の一番好きなシーンです。
5年位前にこの映画を観て、「道」をもう一度観なければ、と思ってはいたのですが、月日は流れ、やっと先日「道」を見直しました。
そして
自分でも分からないけれど、どうしてもついつい、ザンパノをからかってしまう綱渡りの若者とジェルソミーナ二人のシーン。
彼の台詞が良かった。とても良かった。ああ、これだ!と思った次第。
「この映画で感動できない人生なんてもったいない」(黒木華)
とまで感動したわけではないですが。
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