「とっても悲しい」道(1954) s'il vous plaît!さんの映画レビュー(感想・評価)
とっても悲しい
午前10時の映画祭で見ました。
轟音と大迫力の現代映画に飼いならされた人間からすると、前半はちょっと薄味過ぎて物足りない気もしましたが、終盤に向かうに従ってどんどん引き込まれてしまいました。
特に音楽の使い方が上手かった。最初聞いたときは何でもなかった音楽が、劇中で巧みに物語性を与えられていくので、終盤近くで聞いた時には何とも言えない悲哀を帯びていました。
音楽に限らず、映画終盤になればなるほど面白くなる映画だと思います!
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