「変わらないテーマ」道(1954) Shirokoさんの映画レビュー(感想・評価)
変わらないテーマ
退屈紛れにアマゾンプライム、サーフし何十年ぶりに見ました。
学生時代に新宿の地下で観た時は、感じなかった寂寥感、みたいなものが心に残りました。
モノクロだからかもしれないけど画面から醸し出される荒涼とした風景、…
アメリカンニューシネマのラストショーにも通じるような乾ききった大地…
貧しい人々…、世知辛い人間関係…
映画が上映されて何十年たった現代の今日においても根底では、何も変わっていないんだと思う。
ラスト、ザンパノが(一人でいたいんだよ)って台詞、ホントは、その裏返しで一人ぽっちにしないでくれ!って言ってるみたいで切ないです。
ジュリエッタ・マシーナの泣きながら笑う演技とニーノロータの物悲しいメロディが秀逸です。
コメントする