初体験

劇場公開日:

解説

瑞々しい感覚と大胆な性愛描写により、現代ハイティーン娘のセックスへのひそかな期待と衝動を描く。製作はジョン・ダニング、アントレ・リンク、監督は「夜霧のモントリオール」のデニス・エロー、原案はダニングとエルーで脚本をイヴ・テリオー、撮影は「夜霧のモントリオール」のルネ・ヴェルジェ、音楽はフランソワ・クジノーがそれぞれ担当。出演は新人シャンタル・ルノー、その他ダニエル・ウィメ、ジャック・リベロール、ジル・シャルトランなど。

1970年製作/フランス・カナダ合作
原題:L'Initiation
配給:大映第一フィルム
劇場公開日:1971年2月6日

ストーリー

カナダの大学の文学部生ビクトアール(C・ルノー)は、若く清らかな精神を持つ反面、体の中はモヤモヤしたセックスの期待がひそんでいる女子学生。今をときめくフランスの流行作家ジュルベ(J・リベロール)の書いた、若い女性の初体験小説「手ほどき」を読み、いつのまにか自分がそのヒロインになった様な錯覚を感じ、体がほてるのであった。夏休み中、彼女は級友のナディーヌ(D・ウィメ)の家で過ごしていた。休みも終わりに近い日、パーティーが開かれた。ボーイフレンドのピエール(G・シャルトラン)も勿論やって来た。夜も更けて甘いムードになり、二人はごく自然に部屋に入った。ビクトアールには初体験の機会である。小説「手ほどき」の描写が頭に浮かんだ。しかし期待は見事に裏切られた。経験のないピエールは荒々しく通り過ぎただけだった。彼女は、心に打撃を受けた。新学期をむかえ、彼女はピエールとの仲を遠ざけた。彼は彼で、経験豊かなナディーヌへ溺れていった。その頃、憧れの作家ジュルベが大学に講義をしに、パリからやって来たのだ。そしてビクトアールは親しく口を利くようになった。二人だけの時間を持つ様になったのは間もなくだった。そして、彼のホテルで彼女は、予期した通りの優しい愛撫を受ける。ピエールのそれとは違い、ビクトアールは我を忘れ、愛を知った。だが或る夜ビクトアールはナディーヌ達の淫らなパーティーを嫌ってホテルへ行き、寝こんでいるジュルベの枕元で彼の妻からの手紙を読む。一晩考えぬいた彼女はお互いが駄目になると気づき、翌日、公園で別れを言う。「愛していたよ」という彼の告白に、彼女はとめどなく涙を流した。数日経ってから、ピエールが現われた。ナディーヌとの仲が遊びである事を知り、真の愛を求めて来たのだっだ。真剣な彼の瞳を見てビクトアールは彼を許してやった。

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