愛は17度線を越えて

劇場公開日:

解説

祖国が分断されて、20年以上も苦痛を強いられていたベンハイ河南岸地方に起こった物語で、祖国の独立と統一のために闘った人々の姿を描く。監督はホアン・ニン、脚本はホアン・ティク・チ、撮影はグエン・スアン・チャウ、音楽はホアン・バンが各々担当。出演はチャ・ジャン、ホ・タイ、ラム・トイ、スゥオン・バ・ロックなど。

1972年製作/ベトナム
原題または英題:Vltuyen 17 Ngay Va Decam
配給:「愛は17度線を越えて」上映委員会
劇場公開日:1978年5月29日

ストーリー

1954年、ジュネーブ協定締結後の夏。南ベトナム各地で抗仏戦を戦ったベトナム人民軍は、臨時軍事境界線北緯17度ベンハイ河をこえて北へ集結中だった。タック(ホ・タイ)も南岸の故郷カット村に妻ジウ(チャ・ジャン)を残して北岸へ渡るため、境界の橋上まで来てしまった。地主の息子チャン・スン(ラム・トイ)は小作人の娘ジウの幼な友達で、抗仏戦争の時、フランス側に逃亡し、アメリカのカイライのゴ・ジン・ジエム政府ができると、その軍隊の隊長兼警察署長としてカット村へ再び舞い戻ってきた。そして、旧支配勢力はベトナム民主共和国によって農民に分配されていた旧地王の土地を再び取り上げようと圧力を加えてきた。そして支部長を捕え、屈服をせまるが、祖国の統一と解放勢力の勝利の確信を村民の前で答えたため、スンは彼を焼き殺してしまう。妊娠中のジウは、支部長の遺体を運んだことで、監獄に入れられ、野蛮な拷問を受けるが多くの囚人仲間、良心的な看守らに守られて、元気な男の子を生むのだった。

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