裸の銃を持つ男 PART33 1/3 最後の侮辱のレビュー・感想・評価
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作風は変わらず、もう慣れた
三作目ともなると、出演者たちのチームワークみたいな寅さんファミリーみたいな印象もあって成熟期に入った感じ。アカデミー賞授賞式という設定も面白い。
最終作だと思うと、ちょっと名残惜しい気も。こういうおバカギャグ連発の作品、これが最後かなあ。チャップリンのドタバタを代表に大衆娯楽の真ん中は喜劇映画だった時代の復活は厳しいかな。
【マサカノ名画弄りの第三弾。ホント、映画界から怒られなかったのかな、クスクス。この作品で、何本の名作映画が弄られているか分かるか、レッツチャレンジ!】
ー いやあ、到頭、終わってしまいました。このおバカシリーズ。
どのように、締めるのかなあと思ったら、ナント多数の名画弄りと、アカデミー賞受賞シーンがハイライトである。良いのかなあ。-
■ドレビン警部(レスリー・ニールセン)はジェーン(プリシラ・プレスリー)との結婚を機に退職し、主夫業に専念中。
しかしエド部長(ジョージ・ケネディ)やノードバーグ(O・J・シンプソン)たち同僚からの捜査依頼を断れず、おとり捜査の末に爆弾魔と行動を共にすることに成功する。
次なる標的は、アカデミー賞授賞式会場である。ドレビンは爆破テロを防ぐべく奔走するのであーる・・。
◆感想
・冒頭、イキナリ「戦艦ポチョムキン」の超有名な、ベビーカー階段落下シーンから始まる。一緒に駆け降りるローマ教皇(合掌)、クリントン大統領・・。
で、そこからの繋がりで、「アンタッチャブル」「ダンス・ウィズ・ウルブス」などケビン・コスナー弄りが始まるのである。良いのかなあ。
特に、ドレビンがジェーンと子供を作るか問題でもめた後に、爆弾魔の女が務める病院に行ったのは良いが、そこが不妊治療の病院だったシーンは、笑えたなあ。
・更に、「大脱走」を弄り倒すシーンも可笑しい。ズボンの裾から抜け穴を掘った時に出た土を落とすシーンなど笑えるなあ。
微妙に「大脱走」の有名なテーマソングと似ている曲を流すのも、可笑しい。
・で、アカデミー賞の会場。ご本人も何名か登場しつつ、(日本語で書く)「氷の爆笑」「老けちゃったパーク」そして「熟女と野獣」・・。ホント、良いのかなあ。
<いやあ、シリーズ最終作の今作も面白かったっす。このシリーズって、良く考えると脚本を書いた人たちの笑いのセンスが凄いなあ、と思ったな。このシリーズは、たまーに、疲れた時に観ると良いかもしれないね。じゃーね。>
3作目にして完結 物語なんてないけど一応シリーズで設定も引き継がれ...
いきなりの『アンタッチャブル』パロディ!
ザッカー監督からピーター・シーガル監督にバトンタッチされたが、パワーダウンした前作を乗り越え、さらに面白くなってしまった今作。パロディ、オマージュも満載でクライマックスはアカデミー賞授賞式という、とんでもないくらい映画ファンの心を掴む作品となっていました。
いつものようにパトランプを灯したオープニングでは『スターウォーズ』の映像も使ってるし、その後登場する『テルマ&ルイーズ』、『大脱走』、『恐怖のメロディ』のパロディ。他にもあったと思うけど、怒涛の展開で爆破テロを阻止するために乗り込んだアカデミー賞授賞式がたまらんっ!
1、2作目にも登場したアル・ヤンコビック、ラクエル・ウェルチ、実在の司会者フィル・ドナヒューやその他にも有名俳優がカメオ出演してる豪華さ。監督賞ではスピルバーグ、スパイク・リー、リチャード・アッテンボローといった名前も登場するが、特にアッテンボローは冒頭のパロディ『ジュラシック・パーク』、『大脱走』にも絡んでいるだけに嬉しくなってくる。他にもエリオット・グールド、体操選手のメアリー・ルー・レットン等々。
シリーズ通して、エンドロールではキャストが最後に登場するようにスタッフ思いのところを見せているし、台詞の無いエキストラにも気を使っている。今回はやむなくカットされた俳優の名前もクレジットされており、その中には大御所マーロン・ブランドがドン・コルリオーネ役として挙がっていました。カットされなかったら『ゴッドファーザー』のパロディも加わっていたに違いない。
もっとくだらないのが見たい
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