テキサス・テナー:イリノイ・ジャケー・ストーリー

劇場公開日:

解説

1940年代から活躍を始め、その神業的な技量と情熱的なサウンドで知られ、伝説的な名サックス・プレイヤーと称賛されたテナー・サキソフォン奏者、イリノイ・ジャケーの晩年の肖像を、ヨーロッパ・ツアーを含む公演旅行や日常の風景、それに彼のジャズ仲間たちを中心とするゆかりの人々のインタヴューで構成するドキュメンタリー。監督のアーサー・エルゴートは現代のニューヨークを代表するファッション写真家として高い名声を誇り、最近では風景やエイズのキャンペーン写真のほか、テレビのコマーシャルも多く手掛けている。ドキュメンタリー映画の監督としてはアメリカ大衆文化に夢をかける現代の英雄たちを描く連作「アメリカン・ヒーローズ」を企画している。このプロジェクトの最初の対象がイリノイ・ジャケーで、88年から90年にかけて撮影され、92年に完成・発表された。ジャケー本人以外にも、ライオネル・ハンプトン、ディジー・ガレスビー、ソニー・ロリンズなどのジャズ界の巨人・重鎮たちが、画面いっぱいにそれぞれの個性を発散しながらジャケーの音楽の魅力を語っているのもファンには応えられない魅力的だろう。なおエルゴートは「アメリカン・ヒーローズ」シリ-ズの第二作として、ロデオのチャンピオンのブルース・フォードを取り上げた「コロラド・カウボーイ:ブルース・フォード・ストーリー」を93年に完成している(サンダンス・フィルム・フェスティヴァル・イン・トーキョー94で上映)。

1992年製作/アメリカ
原題:Texas Tenor: The Illinois Jacquet Story
劇場公開日:1994年9月10日

ストーリー

※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。

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