青春ダイナマイト
解説
ジェーン・トラヘイの原作をブランチ・ハナリスが脚色、「クレタの風車」のジェームズ・ニールソンが監督した学園もの。撮影はサム・リーヴィット、音楽はラロ・シフリンが担当した。出演はロザリンド・ラッセル、ステラ・スティーヴンス、スーザン・セント・ジェームズなど。製作はウィリアム・フライ。
1967年製作/アメリカ
原題または英題:Where Angeles go... Trouble Follows
ストーリー
女子修道院のシンプリカ院長(ロザリンド・ラッセル)の頭痛の種は若い尼僧ジョージ(ステラ・スティーヴンス)である。彼女は進歩派もいいところで、一般社会に出しても第1級の革新派。デモをしたり実験室爆破したり、あげくに、カリフォルニアで開催される青年大会に代表団を送るべきと提案。院長は司教に相談したが、そんなジョージを1人前の尼僧に仕立てあげるためにも院長自ら代表団を率いて大会に乗り込むべきと逆にハッパをかけられた。かくてジョージのプランどおり一行は大旅行へと出発した。若さがはちきれんばかりの生徒たちである。次から次とハプニングの連続。帰りには人家もないオクラホマの大平原の真っ只中でエンコ、チンピラ風の3人のカミナリ族に襲われたり、アリゾナの大荒野では撮影中のインディアンを本物と間違え、大格闘して、監督をなげかせたりのトラブルの連続だった。ジョージをしごこうと思っていた院長は、逆に、若さと情熱のジョージに、しごかれてしまった。やがて、学園に大革命が起こった。尼僧服のスソが、ミニになったのである。