「ニーラ、微笑みのひと」極北のナヌーク きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
ニーラ、微笑みのひと
単館上映の神保町まで行けないなぁ・・・
と思っていたら1000円でDVDを発見♪
98年前の記録映画で、しかもBGMは有れど字幕つきの無声映画です。
昔、本田勝一の「極限の民族」を読んで以来"イヌイット“には興味があったので見られて良かった。
すごくおもしろかった。
DIY能力、イコール生存能力なんだよねー。
ナヌークの頼もしさは言うに及ばず、妻、微笑みのひとニーラは本当に美しかった。
それにしてもカヤックからぞろぞろ出てくるシーンの愉快なことったらない(笑)
そういえば、
太古の昔、アジア人(モンゴロイド)はアリューシャン諸島を渡って北米→アンデス→南米大陸の南端まで移動したんだよね、いわゆるグレードジャーニー。
でもどうしてこの極寒の地に残るグループがいたのだろう。謎だ。
そしてその南米の人たちがいまは巡り巡って再びアジアの日本に出稼ぎに戻って来ているという不思議さ。
雪のイグルーに眠り、流氷にアザラシを追うナヌークの"アジア顔“に、僕の思いも大きく巡る映画鑑賞でした。
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