スターリングラード(1993)のレビュー・感想・評価
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戦場をリアルに描けば反戦映画になる見本
1993年公開、ドイツ映画。
【監督】:ヨゼフ・フィルスマイアー
【脚本】:ヨゼフ・フィルスマイアー、ユルゲン・ブッシャ、ヨハネス・ハイデ
主な配役
【ハンス・ヴィッツラント少尉】:トーマス・クレッチマン
【フリッツ・ライザー伍長】:ドミニク・ホルヴィッツ
【“ロロ”・ロールダー軍曹】:ヨヘン・ニッケル
【ギギ・ミューラー兵卒】:セバスティアン・ルドルフ
【イリーナ】:ダーナ・ヴァヴロヴァ
◆独ソ戦の縮図を描く
ドイツ、ソ連あわせて4000万人近い犠牲を出した地獄絵図。
・ドイツの快進撃から始まり、
・戦線の膠着、
・一進一退の戦い、
・ドイツ軍に蔓延した厭戦ムード(士気低下)+ソ連軍による大反撃+冬将軍到来、
そして、ドイツ軍の潰走。。。
『スターリングラード』の名を借りて、
独ソ戦におけるドイツ軍の変遷を、
数名の役者をメインキャストに描いた作品。
覚えきれないほどの登場人物や、
複雑怪奇な編制を気にすることなく、
ミリタリーに興味のない人にも
分かりやすく仕上げている。
本作に賛否あることは承知しているが、
わたしは「是」としたい。
◆主役は戦闘工兵
ドイツ第6軍に属する戦闘工兵の物語。
「工兵」というと、橋をかけたり、破壊したり、地雷を仕掛けたり、除去したり、
そんなイメージだが、
ドイツの戦闘工兵は、それに加え、市街戦では火炎放射器を扱うなど最前線に立つ花形部隊だった。
そんな彼らが、、、
ということで本作は成り立っていて、かつ、
前段の勲章授与シーンあたりは、「前フリ」となっている。
◆戦闘、懲罰、戦闘、脱走
・スターリングラードの壮絶な市街戦
・決死の脱出
・懲罰部隊行き
・ソ連軍機甲部隊との死闘
・脱走
と展開していく。
味方の中に敵がいて、敵の中に味方がいる。
◆極寒の地
凍てつく寒さを描いた作品というと、
『八甲田山』を思い出すが、
本作も負けていない。
観ているだけで凍傷になりそうだ。
◆まとめ
ソ連軍の戦車、おそらく、KVⅠ(カーベー・ワン)やT34が、雪原に展開したドイツ軍を蹂躙するシーンは恐ろしい。
歩兵を踏みつぶすために重戦車が信地旋回したり、
逆にドイツ兵が、地面から吸着地雷をセットしたり、観ていて生きた心地がしない。
もし、自分があの戦場にいたら、と想像するだけで怖いし、生き残る自信はゼロだ。
戦場をリアルに描けば反戦映画になる見本、と言える作品。
☆3.5
正統派戦争映画
スケールの大きい作品
ナチスドイツがソ連に侵攻し、原油があるスターリングラードを奪おうと...
ナチスドイツがソ連に侵攻し、原油があるスターリングラードを奪おうとしますが、奪えず、そのナチスドイツが負け戦でドイツまで戻ろうとする話ですが、そのナチスドイツの軍人に捕まったそのロシア人女性が半分ドイツ人よと言いますが、ロシアを支配したエカテリーナ2世という王女がドイツ人だそうで、そのロシア人女性が仲間のソ連軍にドイツ軍人を連れて投降しようとしますが、撃たれて死亡ですが、藤子不二雄の漫画のドラえもんに源静香と野比のび太のキャラクターがあり、また日露戦争の陸軍大将の乃木希典がその姓の読みがノギですが、朝鮮半島で奴隷をノビと言うそうで、またロシアの王室のニコライ2世の妻に仕えたラスプーチンという男の大きいその男性生殖器だけのホルマリン漬けがあるそうで、ナチスドイツ時代にシンドラーのリストやシュナイダーロケットがありますが、シンドラーの方が出自がよくシュナイダーがユダヤ人の姓のような
❇️コリャ寒すぎる掘り出し物‼️名作❗️
スターリングラード
🇷🇺1942年ソビエト連邦のスターリングラード
第二次世界大戦
🇮🇹イタリアのポルトチェルボ
ソビエト連邦🆚ドイツ軍
若き兵士達。国駒として理不尽な戦いや、心なき裁きをリアルに描いた渾身の作品。
❇️コリャ寒すぎる掘り出し物‼️名作❗️
◉83C点。
★彡コリャ凄かった。上映日1993年ってこれも結構古くてビックリ‼️
今見ても遜色ない迫力ある映像と戦争の悲惨さや仲間達を余す事なく描いている掘り出し物作品でした。私が知らんだけかもしれないけど😅
🟢感想。
1️⃣リアリティや臨場感、極寒、泥臭い演出は良かった。⭕️
★彡寒さの表現だけでも観る価値ありました。
2️⃣どっちがソ連でどっちがドイツなのかわかりにくい。❌
★彡それが戦場のリアリティなのか?
実際戦争で誤射し、仲間を殺してしまう事は、多々合った様です。
3️⃣とにかくタバコ🚬されどタバコ🚬⭕️
★彡タバコ吸わないと、メンタルやられるのか?ほぼ全員がタバコを常に吸っている!
4️⃣極限状態の兵士達の行動は見応えあります。★彡死んだ方がマシと思わせる極限状況が凄いてす。⭕️
✅これを観た後は多少の辛さは耐えられる事に気がつきました。この日はランニングが辛くても映画の内容より全然マシと思い込む様にして走りました。
大会前にまた鑑賞したい作品です。
地雷映画
実話に基づくフィクション。
そして、誰もいなくなった。映画で語るお話は誰の話なんだ。
映画でやってはいけない原則の様な事を平気でやっている。
ストーリーもダラダラと長いだけ。
勿論、このスターリングラードの戦いで亡くなったソ連兵の方が遥かに多いし、民間の巻き込まれた人達もたくさんいる。
最高の反戦映画ではあるのですが・・・
独ソ戦でスターリングラードに送られたドイツ兵が味わう地獄を描く物語。
2001年製作の「スターリングラード」は、ハリウッド製作の英雄譚。1993年製作の本作は、ドイツが製作した究極の反戦映画です。
主人公は名もなき下級兵士達。
序盤の工場を巡る激しい戦闘シーン。しかし、派手な戦闘シーンはここ迄。以降は、飢え・寒さ・そして状況をまったく理解しない上官との争いが描かれていきます。
ナチではないドイツ軍兵士の過酷な運命が延々と描かれていて、鑑賞者の私も暗澹たる気持ちになります。
私的評価は3.5。戦争の過酷さを描く反戦映画としてはもっと高い評価で良いと思いますが、私には辛過ぎました。
とても辛そう
ロシア戦線が寒そうでみていて凍える。登場人物の顔を覚えられなくて把握できなかった。死体から軍医のメモをとって、逃げようとするなど生きるために必死な姿に胸を打たれる。あの状況でもし自分がいたら、弾が当たって即死ならラッキーで、凍死か餓死で苦しんで死ぬとしか思えない。
少尉が「忠誠心がなくなった」と悲しげに漏らす場面が印象的だった。
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