我輩は名剣士

劇場公開日:

解説

「モロッコへの道」のボッブ・ホープが「恋愛時代」のジョーン・コーフィールドを相手に主演する映画で、かつてアドルフ・ヴァレンチノ主演で映画化されたブース・ターキントンの小説を、メルヴィン・フランクとノーマン・パナマが協力脚色し、「砂鷹」「頓馬と金髪娘」のジョージ・マーシャルが監督し、「我が道を往く」のライオネル・リンドンが撮影を担当した。助演者は「ロビンフッドの冒険」のパトリック・ノールズ「スイング・ホテル」のマージョリー・レイノルズ、「愛のあけぼの」のセシル・ケラウェイ、「桃色の店」のジョセフ・シルドクラウト、「心の旅路」のレジノルド・オウエン、「青春の宿」のヒラリー・ブルック、「我が道を往く」のフォーテューノ・ボナノヴァ等である。

1946年製作/アメリカ
原題または英題:Monsieur Beaucaire
劇場公開日:1948年11月

ストーリー

フランス。ルイ王朝華やかであったころ、ボオゲールはルイ15世の理髪師であった。彼は職業がら、なかなかのしゃれ者であり、女王のお腰元ミミに想いを抱いていたが、ミミは望みが大きかった。ミミの想いはマダム・ポンパドウールのように、王様に愛される傾国の美姫となることであった。当時、フランスは大王ルイ14世から引き続いての贅沢三昧で堕に溺れ、隣国スペインの強大には敵すべくもない。しかもアドリッド王城ではフィリップ王が、折あらばフランスの領土を少しなりとも奪い取ろうと狙っているのでルイ王はパリでも美男の聞え高いシャンドル公を、スペインのマリア王女の婿にやろうと計っていた。ところで、ある日ボオケトルはルイ王のかつらをつけ服を着て、仕立を調べていたところ、ミミは彼を王様と間違えて、誘われずともなびこうという風情を示した。ボオケールはかねて想いをかけているミミに水を向けられて有頂天、キッスしたところ、その様を女王に見つけられてしまう。そこでルイ王は大変な御立腹、ミミは国外に追放不とどきなボオゲールは首をはねてしまえという命令だ。シャンドル公は日ごろボオケールのとんちを愛していたので、ふびんに思い彼の処刑を引受けて、一緒にスペインにつれて行く。しかも服を取り替えてである。スペインではドン・カーロスとドン・フランシスコが、フランスと事を構えて手柄を立てるのに、この婚儀が成立しては困るので、公とマリア王女が会見した時、王女を暗殺してフィリップ王を怒らせようと企んだ。公に扮するボオケールは剣を振って王女を守って名をあげる。シャンドル公は王女に一目ぼれして今は政略上ではなく結婚を望むようになる。カーロスとフランシスコは、ボオケールが偽物の公爵であることを見破り、またもや奸策を企む。しかしマリア王女もシャンドル公を愛しているので、フィリップ王もフランスとの平和を望み、両国はこの婚儀で結ばれた。そしてボケオールも功を認められて救され、愛するミミと結婚することが出来た。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く