わが恋は終りぬのレビュー・感想・評価
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リストの聖と俗
リストはサラサラヘアのイケメンというイメージだったので
ボガードのもみあげに違和感
でも彼の童顔(?)を考えるとサラサラは似合わないだろうな
リストの俗の部分もかなり表現されている
問題の「超絶技巧」の演奏場面はそつなくクリア
ウクライナの半分の価値がリストにあるのか?と
ワイマールの大公妃がカロリーネに問いかけているのが
面白かった
ニコラスのリスト(ハンガリー人ピアニスト)を見る目も
マリーのロシアを見る目も微妙
演奏会はどこも盛況
〈なんてったってアイドル〉状態
宮殿、演奏会場、衣装の豪華さには目を見張る
ボガードは涙目になるが 妃との悲しい別れは
あまり感じられなかった
キャプシーヌは美しく 王女らしかったが
やはりパージェがいちばん感情表現が豊かな気がした
大公妃役の女優には余裕が感じられる
マリーやカロリーネなどの恵まれた女性が
天才音楽家に惹かれるのは
その作品に自分を投影したい、という想いもあるのだろうか
大衆に支持された天才はやはり 無敵
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