離婚結婚(1928)

解説

「水陸狂走楽」と同じくマッジ・ベラミー嬢が主演し、ジェームズ・ティンリング氏が監督した映画で、原作はグレイス・マック女史の手になり、それをジェームズ・ケイ・マクギインネス氏が改作したものから、フランセス・エイニュー女史が脚色の筆を執ったものである。ベラミー嬢の相手役は新進ジョン・マック・ブラウン氏で、そのほかメアリー・ダンカン嬢、ヘンリー・コルカーー氏、ジョイス・コンプトン嬢などが出演する。

1928年製作/アメリカ
原題または英題:Soft Living

ストーリー

「結婚は離婚の原因なり」という句にはある真理が含まれている。マッジ・ウッドは離婚訴訟専門の弁護士ロドニーの女事務員として1週僅か35ドルを支給されていたが、彼女は常に好い機会のこないことを嘆いていた。ところが、この弁護士のドル箱で既に7人まで夫を離婚し、その離婚手当で贅沢な暮らしを続けているローナー・ワトスンはロドニーを訪れる度に、楽な世渡りの秘訣は金持と結婚してその後離婚するにあることをマッジに説き聴かせていた。ある時木材会社々長ウェップの息子ジョンがこの事務所を訪れ、ロドニーによってマッジに引き合わされた。2人はたちまち恋に陥り、2週間の後には結婚することとなった。式はローナの邸宅で行われた。ローナはマッジの成功を喜び、筋書通りに芝居を打てと忠言したが、今は真実ジョンを好きになっているマッジはそんな気にはなれなかった。計らず2人の会話を立ち聞きしたジョンは大に怒り、ホノルルへの新婚旅行の途中もジョンはマッジに辛く当たった。で、ジョンは突如パイン・ロッジという山中に下車し、マッジをとある1軒の小屋へ投げ込み、彼女に復讐を試みた。マッジは堪えかねてローナに救いを求めた。ローナがくるとジョンは更に2人に復讐の手を伸ばした。が、それに気がつかずローナはマッジに離婚の理由を提供すべくジョンを誘惑したが、その計画は破れてローナは這々の態で逃げ帰り、マッジの真心はジョンに通じ、2人は改めて新婚の旅に上った。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く