山の女のレビュー・感想・評価
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『美女と野獣』から「大魔神」へ?
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全体的に暗くてわかり難かった。望まれない子が間引きされるのはわかるけれど、男の子がいて、いつのまにか弟が出てくる関係がよくわからなかった。山田杏奈氏演じる凛が山にはいり、森山未來演じる山男と出会い、『美女と野獣』のような関係になるが、日照りを解決するための生け贄探しを受けることになり、凛を守ろうとした山男は殺され、凛が火炙りにされることになる。永瀬正敏氏演じる凛の父親の伊兵衛は、娘は神隠しに遭ったので関係ないと言っておきながら、躊躇う村役たちを前に土地を取引することにし、込江大牙氏演じる凛の弟の庄吉は、伊兵衛からの制止を振り切ってわざわざ凛の生け贄の儀式に出かけて行くのも不可解で、火炙りの儀式が始まると、大雨が降り出し、火が消え、雷が落ちて、縛りつけた縄が焼き切れ、凛が解放され、村人たちが畏れ慄くなかを通り抜けて行く。山男が「大魔神」になって祟りを起こしたのかという感じだった。
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