山小屋の一夜

解説

「Gウーマン」「社長は奥様がお好き」のメルヴィン・ダグラスと「国際列車第7号」「有閑火遊び」のメアリー・アスターが主役を演ずる映画で、サラ・アディントンの原作を「白蛾」のドリス・アンダーソンが「罪と罰」のジョセフ・アンソニー、A・ローリー・ビレイジーと協力脚色し、「彼女は僕を愛さない」「三角の月」のエリオット・ニュージェントが監督に当たり、「片道切符」のヘンリー・フロイリッヒが撮影した。助演者は「社長は奥様がお好き」のエディス・フェロウズ、新顔の子役ジャッキー・モラン、「俺は善人だ」のドナルド・ミーク、「月は我が家」のドロシー・スティックニー、新顔のロメーン・カレンダーの面々である。

1936年製作/アメリカ
原題または英題:And So They Were Married

ストーリー

エディス・ファーナムは夫に虐待されて離婚した男嫌いである。10歳になる娘ブレンダを連れて、彼女はクリスマス週末に、新築開業の山荘へ赴いた。時を同じくして、虚栄の強い女房と離婚した女嫌いのスチーヴ・ブレイクもこの山荘へ赴いたのであるが2台の自動車が通過した後、雪崩が起こって山道を塞いでしまった。山荘の主人はブレイクとエディスを夫婦と誤認して挨拶した。それが御両人の気に入らなかった。しかも道が塞がれたため、山荘の客は彼らだけであった。これは彼らには堪らない事だった。併し、山荘に雇われているスポーツ・コーチのスナーリイがブレイクに、同じく接待係のビーボディ嬢がエディスに、夫々つきっきりでうるさく喋りかけるのには2人共すっかり閉口した。そして、この連中に付き纏われる位なら、という気になってブレイクとエディスは2人で散歩に出た。雪景色を眺めて話してみると美男美女の御両人、いつかお互い心を惹かれる。そのうち道の修理が出来て、11歳になるブレイクの息子トミイも来る。トミイとブレンダはさっそく大喧嘩を始めたが、彼らの父と母が恋におちあっていることを知るや、この恋を破らなければならぬ、と2人共決意して、いよいよ喧嘩を猛烈にやる。ところがその効果が逆となって、ブレイクはエディスに求婚し、彼女は承諾する。ところがクリスマスの夜、暗闇の中でブレイクはトミイにお仕置きをしようとして間違えてブレンダの尻を殴った。それが原因で口論が始まり、ついに2人の婚約は破棄された。そうして、各々ニューヨークへ帰った。が、ブレイクもエディスも恋し合っていた。婚約が破れて悲しみに暮れ、子供好きな2人がてんで子供を構わない。これに閉口したトミイとブレンダは、謀し合わせて狂言家出をし、ブレイクとエディスとの仲を元に戻した。

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