やくざ者(1923)

解説

レックス・ビーチ原作の同名の小説からルイズ・スティーヴンスが脚色し、「襤褸を飾って」「明日を見る男」等と同じくアルフレッド・E・グリーン監督トーマス・ミーアンの主演で「襤褸を飾って」に共演したライラ・リーが対手役をする。ちなみにこれと同一の原作が数年前シーリッグ会社によって映画化されたものが輸入されたことがあるから記憶されている方もあろう。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:The Ne'er Do Well

ストーリー

カーク・アントニーはフットボールの選手であったが、金使いが荒いので常に親父の頭痛の種であった。試合に勝ったお祝いにカークは悪友とともに料理店でコーラスガールを招いて大騒ぎを演じた末、逃げて来た泥棒の身替わりにされ、昏睡状態にされた上パナマ行きの汽船へ乗せられた。正気に帰った彼はパナマの有力家コートラントの妻エディスに知られ、コートラント家の客となり、心進まぬ結婚を強いられて悲しんでいるチキタという乙女と知り合いになる。漂泊の黒人アレンはカークに救われ、彼の股肱の臣となった。やがてカークはコートラント家を出て、パナマ鉄道の車掌となって生活費を得る事になり副運輸課長にまで出世したが、エディスが彼に対するよこしまな恋のため、彼女の夫コートラントと争はねばならぬ破目に陥った。その後コートラントが死体となって発見された時、彼は犯人とされ投獄されたが、かねて秘かに結婚したチキタが父なる大統領に哀訴したことと、エディスが非を悟って夫の遺言書を発表したので、コートラントの死が自殺であることが判り、カークは放免されてチキタと天下晴れての夫婦となる。

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