猛犬は裁く

解説

ボストン・ブラッキー譚で有名なジャック・ボイル氏の原作をチェスター・M・フランクリン氏とフランク・オコンナー氏とが脚色し、「恋の睡蓮」と同じくチェスター・M・フランクリン氏が監督したもので、「売られ行く魂」出演のエリナー・ボードマン嬢、「十番目の女」等出演のレイモンド・マッキー氏が主演し、名犬ピーターが主要な役を演じている。

1924年製作/アメリカ
原題または英題:The Silent Accuser

ストーリー

残酷な継父の家に養われたバーバラはジャックの温かい愛に生まれて初めての幸福を味わったが、継父が二人の結婚を許さぬので、二人は一夜手を携えて自由の天地に逃れようと計画した。その晩バーバラを隠して居るフィルは彼女の室に来て彼女の継父に発見され、争ううちに継父を階段から突き落として死に至らしめた。ジャックは愛犬ピーターを連れてここへ来合わせ、ピーターは窓越しにフィルの犯罪を見た。ジャックは犯人として捕えられたが、ピーターの助力で獄を逃れ、真犯人フィルに自白させようとバーバラと犬を連れてフィルの逃れたアルゼンチンへ来る。フィルはバーバラと拐かして逃れたが、ジャックとピーターは追跡し、猛犬ピーターはフィルを湖岸に追い詰めた。恐怖に駆られたピーターは自白して、猛犬の為に湖水へ投げ込まれ、身の潔白を証したジャックにバーバラとの幸福な生活に入る事ができた。

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