皆殺し砦

劇場公開日:

解説

砦に包囲された騎兵隊とインディアンの死闘を描いた西部劇。マーティン・M・ゴールドスミスの脚本を「宇宙水爆戦」のジョセフ・M・ニューマンが監督、カール・ガスリンが撮影、マーリン・スカイルズが音楽を担当。出演は久々のジョエル・マクリー、「リオ・ブラボー」のジョーン・ラッセル、ほかにフォレスト・タッカー、スーザン・キャボットら。製作ウォルター・M・ミリッシュ。デラックスカラー、シネマスコープ。1958年作品。

1958年製作/アメリカ
原題または英題:Fort Massacre
配給:ヘラルド
劇場公開日:1960年7月26日

ストーリー

1879年--ヴィンソン軍曹(ジョエル・マクリー)の指揮する騎兵分連隊は、本隊に帰る途中だった。軍曹は自分の妻子をインディアンに殺され、憎悪の念を燃やしていた。隊長は傷つき、隊員の中には軍曹の指揮に反感を持つ者も少なくなかった。彼は南方のインディアン地域に向かった。砂漠にさしかかり、一行はアパッチの若者を捕らえ損なった。若者は集落に急報した。軍曹は砂漠の涯の断崖にある廃墟に急いだ。この”皆殺しの砦”にピイュート族の老人と孫娘(スーザン・キャボット)が住んでいた。娘は悪いインディアンには反感を持ち、軍曹には好意を寄せた。アパッチの偵察隊が来た。娘と老人しか発見しなかったが、所持品から騎兵隊の所在を知った。戦火の火ぶたが切って落とされた。味方は劣勢、死者続出、残ったのはヴィンソン軍曹、コリンズ、トラヴィスに老人と娘。軍曹は老人に砦の救援を頼みに行けと言ったが、老人は彼のインディアンに対する憎悪に憤り、命令をきかなかった。軍曹は銃を構えた。一瞬早く、トラヴィスの銃が火を吐き、軍曹は倒れた。コリンズの抗弁にトラヴィスは「これが兵隊の、いやインディアンの運命だ」と答えた。老人は馬で救援を頼みに出発した。(ヘラルド配給)

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