マラカイボ

劇場公開日:

解説

コーネル・ワイルドが「地球で一番早い男」についで自分のプロで製作・監督・主演したスペクタクル・アクションドラマ。スターリング・シリファントの原作をテッド・シャーデマンが脚色し撮影監督は「サヨナラ」のエルスワース・フレデリックス。音楽はローリンド・アルメイダ。ワイルドの他に前作でも共演した、夫人のジーン・ウォレンス、ザビエル・クガート夫人のアビー・レーン、テレビ出の新人マイケル・ランドン等が出演している。

1957年製作/アメリカ
原題:Maracaibo
配給:パラマウント
劇場公開日:1958年9月30日

ストーリー

石油の産地、南アメリカのベネズエラ、マラカイボにある海底油田が火災を起して数日間燃え続けた。消火は、ニトログリセリンを海底にもちこむ危険な作業による以外には不可能である。この仕事のできるのは、命知らずのヴィク・スコット(コーネル・ワイルド)という男をおいては、他になかった。カラカスの町で遊んでいる彼のもとに使いがやってきた。しかし、ローラ(ジーン・ウォレンス)というアメリカ女性と会って心を奪われた彼は、遊びまわるのに夢中でなかなか承知しなかった。ローラは女流作家で、はじめは、つきまとうヴィクを問題にしなかったがいつしか明るい彼が気に入り、予定をかえてマラカイボにヴィクと同行することにした。2人はマラカイボにつくと石油王でオシのミグエルという、ヴィクの親友のもとにおちついた。ミグエルには、いつもラーゴという青年がついていて、彼の“声”の役をつとめ、世話をしていた。ヴィクは同じ邸内に、エリーナ(アビー・レーン)というミグエルの許婚がいるのを見て驚いた。彼女は海千山千の、暗い過去をもった女で、財産目当ての芝居をうっているのは明らかだった。秘かにエリーナを呼んで、ヴィクは詰問した。しかし、それを見たローラは、2人の仲を誤解してヴィクに失望した。誤解をとこうとするヴィクには、早急の仕事が待っていた。彼と、手伝いを申し出たラーゴ青年は、焔でおおわれた海底にもぐった。さしもの火災も、不屈のヴィクの働きで、嵐の夜の悪条件の中を、見事消しとめられた。ラーゴ青年は不運にも死んだが、エリーナは前非を悔いて、ラーゴに代わって、ミグエルのよき“声”となることを誓い、ローラも心がとけて、ヴィクのたくましい腕の中に、幸福に身を託すのだった。

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