魔炎島滅亡記

解説

新人ドン・テリーが主演する連続映画の短縮版で、往時サイレント時代には名ある監督であり、近年はもっぱら西部劇、連続映画の制作にたづさわっているエルマー・クリフトンが監督に当ったもの。ストーリーはL・ロン・ハバードが書卸し、作家にして俳優のジョージ・ローズナーが監督者クリフトン及びジョージ・メリックと協力してシナリオを執筆した。キャメラはエドワード・リンデンとハーマン・ショップが共同担任である。助演者は新顔のグェン・ゲーズ、「猛獣国横断」のグラント・ウィザース、「十字軍」のホバート・ボスウォース、「流線型超特急」のウィリアム・ファーナム、「高圧線」のウォルター・ミラー、脚本を書いたジョージ・ローズナー等である。

1938年製作/アメリカ
原題または英題:The Secret of Treasure Island

ストーリー

200年前、世界の海を荒らし廻った海賊が、おびただしい財宝を絶海の孤島に隠した時、島の火山が突如ものすごい噴火をして、巨万の財宝は地下室に埋まったまま現代に至った。この場所を記した地図は2分されて一片は島の持ち主の手に渡り、一片はトニという娘の手に入った。新聞記者ソーンダイクは秘密を探るため島へ渡ったが、コリンスに監禁されて消息不明となる。彼の同僚である敏腕なラリーはトニと共に島へ渡ると、果然恐ろしい危機が2人の上にふりかかって来る。コリンスの部下でありながら財宝を横取りしようと狙っているグリンドレー、悪人か善人か正体の判らぬ船長カットル、不可解な科学者、コリンスに雇われている医師などが争いにまき込まれる外、影のごとく出没して人々を恐怖の底に陥れる黒海賊、さらに島の探険に力をいれる新聞社長ウェストモアがあり、魔炎島を中心に戦慄と恐怖、スリルとスピードの入り乱れた大活劇が展開される。

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